yokumra さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ノエ、カワイイ。
モテモテの主人公です。私はこの子がここまでモテる理由があまり分かりませんでした。それにしても、周りの女性をここまで振りまわす男もいたもんですね。
ノエについて
この子が主人公ですか。やや童顔で背は低く、目つきが鋭く、変わり者。でも自分なりの世界観で日々を楽しんでいるようです。毎回、木から飛び降りてたら骨折は一回ですまないでしょうね。私だったらヒロミよりノエを選ぶような。
物語の随所で相手の名前をフルネームで呼びます。でも、一回目以降は「お前」です。特にノエちゃんはそう呼ばれていました。
バスケをするヒロミの様子が効果的に使ってありました。おBGMもわざとそんな印象の音楽でした。ここはお見事。
伏線を考えてみた。
雷轟丸とじべたについて、
雷轟丸は眞一郎で、じべたは乃絵だ。
現実世界と絵本の世界の一致からとそうじゃないかと思った。
眞一郎が比呂美への思いを打ち明けられずにいる様子。
これは、雷轟丸は崖に登るものの、飛ばないのと重なる。
乃絵は眞一郎に告白した。
これはじべたが崖から飛び降りた様子と重なる。
乃絵が波止場にじべたを連れていき高く持ち上げ、飛ばそうとする。
これは、じべたが空を飛んだシーンと重なる。
その様子を眞一郎が見ているなんて崖から飛び降りたじべたを見ていた雷轟丸みたいじゃないか。
「しんいちろ~のくつぅ~の裏にもアブラムシィ~」
乃絵のこの歌はなんだろう。
眞一郎が乃絵をおんぶするシーン
乃絵は眞一郎におんぶされながら、「眞一郎のすぐ後ろにアブラムシ、眞一郎の頭の上にアブラムシ」と歌う。
ここでアブラムシとは、乃絵のことだ。
簡潔に述べよう。アブラムシは登場人物の意思を目標に向けて後押しする役である。
ときに絵本を描く意欲をかきたてたり、ときに思いを告白する後押しをする。
これは、作品全体を見直してみた私が立てた推測ですが
参考とまでに。