たつじん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
探偵はカフェにいる
レビュータイトルはインスピレーションでつけたので、作品の内容とは一致してません。
・・・決して探偵ものではないです。ご注意ください。
主人公は「おバカ」で「おっちょこちょい」で「脳天気」な女子高生 嵐山歩鳥
(あらしやま ほとり)。
この作品は、推理小説好きな彼女の周りで起きる日常の出来事をオムニバス形式で描く
青春コメディーです。
このヒロインのCVを務めているのは、「花咲くいろは」民子役の小見川千明さんで、
その裏返った感じがする高い声は、魅力的でいいですね。
とても愛嬌あるヒロインを演じていました。
歩鳥は昔から慕っている知り合いの「おばあちゃん」磯端 ウキ(いそはた ウキ)の
メイド喫茶でアルバイトをしているが・・・
メイド喫茶とは名ばかりで、そこには「萌え」や「癒し」などの要素は全く見当たりません。
あるのはメイド服のコスチュームだけ。
それどころか、喫茶店は昭和の「レトロ」なたたずまいで、商店街にあるのに店の名前が
「シーサイド」というのだから滑稽極まりないです。
OP曲は、山下達郎さん作曲の70年代カバーで春の訪れを感じさせるポップな曲調
「DOWN TOWN」。
ED曲は、登場人物がユニットを組んだバンドで、ロックにアコーディオンとバイオリン
のアンサンブルでちょっと演歌調にも聞こえる「メイズ参上!」
作画はとても綺麗で、スローモーションやカット割り・ローアングルなど、シャフト
作品ならではの演出がちょっと「おしゃれ」な感じです。
この作品は観る人によっては、「何がおもしろいの?」って感じかもしれません。
ただ合う人にはすごく「ツボ」だと思います。
私もその一人ですが・・・
「それでも町は廻っている」というタイトルからも、単なるコメディーだけで終わらない
作品ですので、1話観て合う合わないを判断いただければいいかと・・・