ともか さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
なんとなく観ているだけでも、素晴らしい癒しを与えてくれます。
ARIAシリーズ第1期にあたる作品で、全13話。
制作会社はハルフィルムメーカー(現在は消滅?)。
原作の漫画は未読です。
この作品の舞台となっているのは、
人工的に水の星へと変えられた未来の火星・アクアの
ネオ・ヴェネツィアという街。
そこで一人前のウンディーネ(観光案内人)を
目指している少女が3人登場して
彼女たちを中心とした日常が描かれた作品。
物語は1話完結の方式を取っていますが、
時系列的には順番に進んでいるようです。
また、いくつか前の話で出てきたのが再登場したりもするので
やはり順番通りの視聴が好ましいと思います。
元々「ARIA」というタイトル自体を知らなかったのですが、
私はこの作品を非常に気に入りました。
あにこれで勧めてくださった皆様に感謝しています。
私はあくまでも「究極の癒しアニメ」という位置づけで視聴していたので、
物語をあまり気にせず、なんとなく眺めていました。
視聴者である私まで観光案内をしてもらっているような気分になれて
ARIAの世界観を満喫できたと思います。
ただ、私の観方では説明不足感があるシーンも。
おそらく、伏線を張った(もしくは回収した)のではないかと思っています。
物語重視の視聴方法にすればもっと色々気付く事もあったかもしれません。
ストーリーのつながりも意外にしっかりしていたようで、
意外に心温まるエピソードも多かった気がします。
作画は賛否が分かれるかもしれませんが、私は好きです。
基本的にはパステル画のような優しい色使い。
その中で空だけは抜けるような青空に描かれていたり、
キャラにピントを合わせて、あえて背景をぼやけて描いていたり。
キャラ自体の絵も悪くなく、表情もみんな豊かでした。
製作者のこだわりが感じられる作画だった気がします。
声優も、少なくとも違和感は無かったし、
OP曲・ED曲、バックミュージック、さらに作中でのキャラの歌に至るまで、
音楽でも非常に癒されました。
OP曲 : ウンディーネ
ED曲 : Rainbow
挿入歌については、興味のある方はご自身で調べてみてください。
キャラはみんな個性的ですが、根は良い人たちばかりで安心して観られました。
アクが強いと感じることも無くて良かったです。
あと、あらかじめ聞いていたので注意していましたが、
この作品を眠気があるときに視聴することはお勧めできません。
ARIAシリーズは3期まであるとのこと。
本レビューだけで語り過ぎると2期以降で書くことが無くなりそうなので
今回は ぼちぼち終わります。