てけ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
両儀式と黒桐幹也
原作未読。
全8章からなる物語の7章目。約33分。
「空の境界」全章に共通する項目は、第1章のレビューをご覧ください。
→ http://www.anikore.jp/review/450724/
両儀式と黒桐幹也の会話劇です。
全体を補完する役割を担っています。
両儀式の起源と黒桐幹也について。
これは、私の中で一つの答えが出ています。
【8章「空の境界」の考察】
{netabare}
式でも織でもない、両儀式の話。
式にも織にも知覚できない容れ物。
この世界を自由にできる存在。
黒桐幹也を殺せた唯一の存在。
根源の渦そのもの。
しかし、この世界にいる人格を通してしかコミュニケーションを取れない。
……となれば、私の出せる答えは一つ。
作者の「奈須きのこ」です。
そして、その言葉を受けるキャラクター。
「最初から普通」であり、何も望まず、何でも受け入れる。
そんな真っ黒な存在であり、物語の幹を担う人物が、黒桐幹也。
彼こそが本当の「主人公」なのだと思います。
{/netabare}