もぐりん。 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
大人になるための階段にしては険し過ぎる・・・
イラストレーターのhukeがデザインしたキャラクターイメージが先行して、
後にアニメになった異色なオリジナルアニメ 製作:BRS on TV 全8話
主人公、黒衣マトのCVは花澤さん。 OVAが先行:別ストーリー
思春期の中学生の女の子の誰もがきっと多かれ少なかれ体験するであろう。
イジメであったり、友達関係だったり、恋愛だったり・・・・
全てが上手くいけばいいんだろうけど、そうは行かないよね、そこに生まれる
心の傷や痛みの苦しみを溜め込んでマックスになると、裏の世界(精神世界かな?)
で、もう1人の自分が化身として生まれて、他の化身と戦いだすのです。
現実世界での心の傷や痛みは精神世界の傷や痛みとなり、実体に代わって
耐え忍んで戦い続けます、この負の連鎖とも言える螺旋を断ち切るためには
精神世界の自分は負けて殺されなければいけない、殺されて死んでしまえば、
今まで受けた心の痛みから全て解放されます、
それにしても、ヨミが寂しさや嫉妬から疑心暗鬼になり、精神崩壊する様の
心理描写はリアル過ぎて胸が痛みます・・
最終的にはヨミの化身であるデッドマスターは、ブラックロックシューターに
倒されて精神崩壊からは抜け出せましたが、それと引き換えに失ったのでした。
楽しかったことも、辛かったことも記憶とともに・・・
キーマンは、【神足 ユウ】ですね、彼女は普段は感情を持たない精神世界の
化身ストレングスがブラックロックシューターとの戦いで感情を芽生えて
しまったがために現実世界で苦しむユウと精神が入れ替わった人物でした、
他のキャラは陰があるのに、ユウだけ影が無かったのはそうした背景を示す
細かい演出だったんですね^^
7話までは鬱展開ばかりでしたが、8話ではそれでも救いのある展開に
なっていきます、ラストでは、ヨミが作った各自の色でお揃いのミサンガ
をつけた手を空に掲げていたのが印象的でしたww
あにこれでは平均評価58.4点とあまり評価されてないようですね、何故だろう?
分かりにくい世界観だったのかな? ボク的には良い作品だったと思いました、
自分が受けた心の傷や痛みに耐えたり、解決しようとする姿などを8話と言う
短い時間の中で、独特の世界観と切り口で表現されていたと思います。
※ガンガン殴ったり、刺したり、撃ったり、基本少女と少女のバトルアニメ
ですね(化身同士ですが)そういった描写に耐性の無い方にはおススメできません。
登場人物(キャスト)
青 黒衣 マト 花澤香菜 ブラック★ロックシューター
緑 小鳥遊 ヨミ 沢城みゆき デッドマスター
灰 神足 ユウ 阿澄佳奈 ストレングス
赤 納野 サヤ(サヤちゃん先生) 能登麻美子 ブラック★ゴールドソー
黄 出灰 カガリ 喜多村英梨 チャリオット
小幡 アラタ 沼倉愛美
オープニングテーマ「ブラック★ロックシューター」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - supercell feat. 初音ミク
実は初めてのボーカロイドで耳に残る曲でした(´▽`) いい曲ですネww