TY さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リアルに抗えっ!!!
2012年の京アニ作品でハルヒ、Key3部作の石原 立也さんが監督なのでかなり期待して見始めた。
(今期ではタマコマーケットすね♪)
といっても自分はリアルタイムでは視聴しなかった。
なぜなら自分のアニメを見る時の癖で『うわっこれおもしろそ〜』となるともったいなくてしばらく寝かせてしまうのだw
っと余計な話はこれくらいで。
ダークフレイムマスターを名乗っていた中学時代を恥じて、高校生活は普通に暮らす予定の主人公 富樫 勇太。
一方で邪王真眼の使い手を名乗り、片目に眼帯、片腕に包帯を巻いた中二病真っ盛りのヒロイン小鳥遊 六花(たかなし りっか)。
そんな元中二と現中二の2人が出会あうとこからストーリーが始まる。
ちなみに六花は第一印象でもしや?とは思ったがハルヒの長門さんがモデルだそうで無表情でボソボソッと喋るとことか雰囲気が似てる。
大きな違いは六花が人である点で、どんなに板に付いていても妄想上の設定を現実化しようと必死なとこがやっぱり人間らしいし、それが中二病と呼ばれるモノなのかなと思う。
また、そういった部分のリアリティや中二病の立ち位置といった部分の見せ方が、他のアニメとは違っているのがこの作品の特徴かなって思う。
だいたいのアニメではキャラが中二かどうかは論じられないし、キャラが中二であることを葛藤するとかあんまりないしね。
(やや近いとこだと電波女、俺妹なのかな)
そして演出も中二であることを最大限に生かされたコメディや
アクション、萌え要素は見応え満載だった。
セリフも序盤から全開で『闇の炎に抱かれて消えろっ!』とか
『爆ぜろリアル!弾けろシナプス!』とか『邪王心眼は最強!!』とかありったけ放り込んでくるので耐性がないとやや疲弊してしまうが、その分ここぞという感動シーンなんかでものすごい威力を
発揮していたと思う。
ストーリーの流れもまさかの劇的展開もありつつ、最後まで全く飽きる事なく見終えてしまった。
最後に。
『これで貴方とは契約完了』
こんなセリフちょっと言われてみたいw