disaruto さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
芸術的な死に様
制作はP.A.worksで原作は綾辻行人氏の小説です。
ジャンルはミステリーホラーです。
結構グロいので苦手ならば注意です。
夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は入院中に一人の女の子と出会う。
中学に通うようになってその女の子、見崎鳴と再会するがどうもクラスの様子がおかしい。
まるで彼女を「いないもの」として扱っているようだった…。
本作の特徴は何と言っても圧倒的な死人の多さです。
兎にも角にもたくさんの人がひどい死に方をします。
{netabare}傘がぶっ刺さったり、エレベーターでペシャンコだったり、包丁で自害だったり、プロペラに巻き込まれたり、バックドラフトで黒焦げだったり、ブリッ死だったりw{/netabare}
合宿に突入したあたりから別のアニメみたいになってしまったのは残念ですね。
{netabare}完全にバトルロワイヤルでした。
何でいきなりあのようになったのかをもっとしっかり描かないと納得いかないです。
個人的には赤沢さんには死んでほしくなかったです。{/netabare}
「死者」についてのトリックは、まさかアニメでやるとは思っていなかったので結構驚きました。
確かに「死者」についての判断材料もそろっていたし、特に矛盾もないように見受けられましたが、「現象」の方についてはちょっとおかしい部分が多々ありますね。
あまりにも万能すぎる「現象」に話自体が動かされていた印象。
終盤は「現象」なのか「殺し」なのか良く分からない状態にw
それに{netabare}合宿に行っていないほうが生存率が高いって、可哀そうすぎる。{/netabare}
個人的に話にはあまり納得していないのですが、アニメ的な要素は素晴らしいものがあります。
作画は安心のP.A.クオリティーですし、音楽も主題歌・BGMともに良かったです。
音楽の怖さで物語の怖さも際立っていました。
ホラーとしての出来は「ひぐらし」よりも上でしょうね。
総括して、ホラーっぽさが強く、ビビりながら見ていたのでホラー好きなならば見てみるのも良いでしょう。
とりあえずミステリー要素もありますが、そんなに深く考えず視聴してみてください。