アレックス・ディノ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
まさに戦争ガンダムシリーズだ!
一年戦争終戦の7年後を描いた続編作品。Z(ゼータ)とは「2」のオマージュである。前作の主要キャラクターも軒並み最低顔見せ程度には登場する(ブライト、クワトロ(=シャア)はレギュラー登場)。
【あらすじ】
宇宙世紀0083。
デラーズ紛争の脅威から地球連邦軍はジオン残党組織に対する鎮圧組織「ティターンズ」を結成。
しかし、極端な選民思想(構成員のほぼ全てがアースノイド)、エリート意識等、様々な矛盾を抱えるそれは存在意義を逸脱し、地球連邦軍内部で影響力を拡大、スペースノイド(宇宙出身)への武力弾圧を開始するに至る。
その中でも宇宙世紀0085、サイド2に対する毒ガスによる虐殺を機に、ティターンズに反発する一部の連邦軍兵士やスペースノイドらは反地球連邦政府組織「A.E.U.G.」(通称エゥーゴ)を結成。
最初はゲリラ戦程度しか出来なかったが、ある人物の加入と共にアナハイム・エレクトロニクスの協力を得ることに成功、一気に勢力を拡大する。
1年戦争終戦から7年、デラーズ紛争から4年に当たるU.C0087年3月2日
物語は再びサイド7から始まる。
エゥーゴはティターンズの拠点であるサイド7、グリーン・ノア(通称グリプス)を襲撃、ティターンズの新型MS「ガンダムMK-II」を奪取。
それに居合わせたカミーユ・ビダンは同作戦に加担し、以降クワトロ・バジーナらと共に後に『グリプス戦役』と呼ばれる戦争を歩んでゆくこととなる。
君は、刻の涙を見る…。
(作品解説)
前作で勝利した地球連邦が慢心から起こした内部の腐敗を描き、エゥーゴもティターンズも連邦系に属する。
すなわち連邦の内輪揉めなのだが、エゥーゴは元々連邦内の地球至上主義者を嫌悪する人々の集まりであり、スペースノイド寄り(主に宇宙出身者)の連邦軍兵士だけでなくスペースノイドの自治独立を目標にしたかつてのジオン公国出身者もいる(反地球至上主義者という同じ志を持つ者が組織の枠を超えて集まった寄りあい所帯)。
さらにジオンの残党軍であるアクシズ(後のネオ・ジオン)が介入する形になり、各勢力の首脳同士の会談における駆け引きなど複雑な政治ドラマは駆け足気味な展開もあって、やや高年齢層視聴者向けといえる。また、最終決戦までには敵味方問わずほとんどの登場人物が行方不明、戦死、精神崩壊のいずれかになっている。このことから「V」と並ぶ「二大鬱ガンダム」の一角として挙げられる。
劇場版ではアクシズとティターンズが、TV版ではエゥーゴとティターンズが戦力の大半失っている。
特に「敵が強い」ガンダムとしても知られ、2大ボス格であるパプテマス・シロッコとハマーン・カーンに、オーラバリアという無茶な設定を使わなければカミーユの方が負けていたという最強のオールドタイプであるヤザン・ゲーブルなど数多くの強敵が出現する。
主人公カミーユはニュータイプとしての力はアムロをも凌ぎ、歴代最高のニュータイプという設定である。作中最強レベルのスペックを誇るZガンダムを駆っているのだが、いわゆるロボットアニメの主要カタルシスである「兵器をぶっ放してスカッと勝つ」場面はほとんど見られない。この点も作品全体の暗いムードの原因かもしれない。
映像作品としては1985年に製作されたテレビアニメの他、同アニメ作品をもとに新カットを加えストーリー・映像を再構成した劇場作品「機動戦士Ζガンダム A New Translation」も存在する。
この作品の最大の特徴はカミーユ・ビダンの精神崩壊だろう。あの最終回がトラウマになった人も多い、富野曰く最強のニュータイプ能力持つからこそ、この悲劇が起ったと語っている。TV版のあまりの救いのなさから結末を改変した劇場版を支持する人も少なくない。
ただし続編の「機動戦士ガンダムΖΖ」に繋がらなくなっているという事実は賛否両論な点ではある。
ちなみに富野曰くこの作品は本来「ガンダムという作品を貶めて終わらせる」為のものであったらしい(タイトルのZ(ゼータ)はアルファベットの最後「Z」も兼ねている)。
しかしプロ故の性なのか予想外の出来事なのか、この作品は人気を博し、結局ガンダムの評価を更に上げる結果となった。
また「逆襲のシャア」がガンダム潰しの第2段であるという噂(結局これもΖと同じ結果を残してしまったが)や、「∀ガンダム」のコンセプトを「全肯定」として今までのガンダムを取り入れ、その上で黒歴史と表現して全否定した事から、ガンダムを本気で葬るつもりであったのは間違い無いだろう。
感想
全部見ました!!まあ本編で見るか劇場版で見るかはZガンダムのキャラの性格なら劇場版、じっくりみるなら本編でしょうね!!個人的には劇場版の方がいいでしょうが声も何人か違いますし劇場版でも本編の真似してるわけではないですからね!!
気に入ったのは第49話と最終話ですね!!カミーユの成長は大きいし、カミーユとヤザンの戦闘はライバル以上に燃えていましたし、エマの最期はよかったですね!!
ただなぜカミーユが最終的に変な風になった(もちろん本編で)か、カミーユが性格が非常に悪かったかそういうところでは疑問が残りますね!!でもカミーユは強さではアムロに負けないくらいの最強だと思います!!ハイパー化した攻撃できるのはガンダムシリーズでもカミーユしかいませんからね!!ニュータイプでは誰もカミーユには勝つ人はいないと思います!!
全部見なくても最後だけは見るといいですよ!!第36話。第37話も見るといいでしょう!!