退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やさしい時間の中で
すごく面白いテーマですよね。
人間とアンドロイドの共存。約15分(6話を除き)全6話です。
問題としてドリ系とよばれるアンドロイドに対し過剰の感情をもち、人間視してしまうものが挙がっていました。
しかし、どうなんでしょうね。機械と考えれば、感情なんてないのだからぞんざいに扱われるのもやむなしという感じもします。実際私たちが一つ一つの機械にたいし、まるで感情があるかのように接するのことはしませんから。
しかし、アンドロイドは人間のように会話し人間のような振る舞いをします。中でもハウスロイドは世話までしてくれるようです。人間視してしまうのは一概に変だとは言えません。
この作品の主な舞台はイブの時間という喫茶店。その店のルールは人間とアンドロイドを区別してはならないというものです。主人公たちはそこで人間のように感情を持ち会話をするアンドロイドたちに出会います。
そこでみたアンドロイドはまるで人間、こうなるとアンドロイドに感情があるのを見過ごせなくなります。主人公は次第にアンドロイドを人間として扱うようになります。イブの時間で起こるドラマはアンドロイドが関わりながらも人間と同様で、同質なものです。
全体としてなかなか難しいテーマを挙げつつも、そこにあるヒューマンドラマ(敢えて)は温かいものばかり。機械の冷血さは感じません。一見の価値ありです。是非ご覧になってください。