レッシー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:今観てる
青春ものらしさが出ています
特にメイン3人(空太・ましろ・七海)のキャラが立っていることを評価したいです。
心理描写が豊富で、3人の心の機微を感じ取る面白さがあると思います。
【空太】
感情移入できる面とできない面があります。
さくら荘に住み、ましろと関わるうちにゲームデザイナーへの憧れを持つようになる空太ですが、如何せん他の住人に比べて動機が弱く、彼の夢への想いには共感し辛いです。
一方、審査の結果が振るわずましろに八つ当たりする様子は不愉快なものの、才能に嫉妬する気持ちには同情できます。
ましろの応援はするが、目の前で自分との差をまざまざと見せつけられ葛藤する気持ちがよく伝わりました。
ツッコミ役としてもよくやってくれていますね(←何様)
【ましろ】
感情表現に乏しい彼女が次第に人間らしくなっていく様子が見所。
どういうわけか生まれた空太への好意がその主な要因で、羞恥心や嫉妬心といった感情が徐々に開発されて行きます。
ルックスが可愛いだけのヒロインではなくなるようです。
【七海】
一番好感が持てるキャラ。
声優への夢、空太に対する恋心、一途な気持ちに素直に感動し応援したくなります。
一生懸命な様子は見ていて痛々しいほどで、彼女の想いが成就しないのは本当にやるせないものです。
特に七海の気持ちに気づかない(又は気付かない振り?)空太の鈍感っぷりにはひたすら不満が鬱積し、殴りたくなりました(そのくらい感情移入しております)。
どうも七海からかませ臭ばかりして不憫でなりません。
どうか彼女に不幸なエンディングが訪れませんように・・・