退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
満月よりも半月の方が輝いているのかな・・・
肝炎を患って入院した戎崎裕一(えざき ゆういち)は、病院を抜け出したことを黙認してもらいたければ、同じ病院に入院していた秋庭里香(あきば りか)の話し相手になるようにと谷崎 亜希子(たにざき あきこ)に言われ、それを承諾。彼女の居る病室に向かった。今、二人の運命の時が動き出す・・・。
ひとことで言うと淡く切ないラブストーリーって感じです。
恋バナ好きの女子が好みそうな典型的な物語なんて野暮なことは言いませんよ、ええ(゜-゜)
秋庭里香は小さい頃から心臓に重い病気を抱えていて、本だけが唯一の生きがいみたいなものだったんだろうけど、祐一と出会ったことで、きっと素敵な人生を歩んだことだろうなあ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
祐一はしょっちゅう病院を抜け出す悪いヤツで、最初はただの悪ガキにしか見えなかったんだけど。最後まで里香のそばにいることを決意した時はほんとカッコ良かった!
作中に「銀河鉄道の夜」とか「チボー家の人々」という文学小説が登場して、それらのセリフが作中で使われたりしたんですけど、それらを読んだことがあると物語に深みが増したりするのかな?自分は読んだことないから大体でしか察することは出来なかったんですが;
しかし本当に良いお話でした。
あまり長くない人生でも、その時にいっぱい笑顔がもらえればそれだけで十分幸せなのかもしれませんね。