お　きゃん さんの感想・評価

1.8
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態：観終わった

感想垂れ流し

思ったこと垂れ流し。できればあとでまとめたい。

この物語は姫神だの山伏だの忍者だの陰陽師だの審神者（さにわ）だの出てくるけど結局は、泉水子と深行それぞれの成長の物語です。

ただこのアニメはその成長の過程を省いて省いて進んでいくのでそれすらよくわからないことになっていて、もうストーリーも設定も空中分解です。

原作がまあまあ好きだったので、
やっぱり期待が大きかったようでその分、同じだけがっかりしちゃいました。

あの清浄で美しい環境で大切に育てられた泉水子には、
中学、高校での生活は時間の流れがなにもかもが忙しなくてついていくのが精一杯なんだろうなと思っていたし、
内気で、自分の中で迷ってばかりで、
そんな内も外も野暮ったい泉水子に惹かれて、ちょっと中学時代の自分とダブらせて本を読んでいたところがあったので

アニメの泉水子が、普通にめちゃくちゃかわいい女の子で、恥ずかしくなりました。

原作でも戦国学祭あたりから腑に落ちないことが多々あったのだけどアニメは、端折ってる分さらにひどいことになってて
これじゃただの泉水子に萌えるアニメじゃん状態でした。
1クールじゃ無理だったんや。

アニメを見て、良い方向に印象が変わることがあるかもと期待したけどそれもなかったです。

やっぱり高柳はああいう扱いなんですね。
高柳、別にそこまで式神邪険な扱いしてるとも思えないのに、
専門外の人間に偉そうにそんな扱いじゃ痛い目見るぞって指摘されたかと思えば
別の時に式神とかきもいみたいなこと言われてて高柳やっぱり気の毒です。
あと、これもやっぱり、真響が良い友人には思えない。
特殊な環境だし、高校生っていうのもあるけど。
どうも泉水子は真響にいいように囲われているような感じが。

雪政に関しては、原作最終刊までみなきゃただのイヤミな人で終わっちゃいますねこれ。このアニメ、続編あるのだろうか…。本を読んでいたときは、雪政もう少し素敵な人なイメージだったんだけどアニメだとイヤミな部分ばかり強調されてて残念だった。面白かったけど。

穂高も同様で、泉水子が姫神になったシーン、本だと雰囲気があってあの穂高が少し動揺するのもわかるのだけど、アニメだとやっぱり迫力に欠けて見えてしまって、同時にあれに動揺してる穂高もただの小物に見えてしまいました。

泉水子の言葉遣いが好きだったので、アニメで聞けて良かったです。
きちんとひとつひとつの音がしっかり、スッと頭に入るようで、
普段仕事とかでせかせか動いて、せかせか話していて余裕のない自分を省みることができたので。




----------------------------------------------


原作読了。
熊野古道や玉倉山、世界遺産など、文面からすでにマイナスイオン立ち昇るような雰囲気の本だったけど、アニメはオフィシャルサイト見た感じ、学園生活メインっぽい。

酒井駒子さんの装画が読むきっかけだったので読んでいる時もあの絵の泉水子や、想像の深雪達が断片的に浮かんでいるだけだった。あの絵では無い泉水子達が動いたり喋ったりするのかと思うとわくわくします。

個人的好みかもしれないが泉子の制服のスカートは膝丈でいいのにな～。
短いスカートで駆け回ってる映像が軽く衝撃でした。
装画もそうなんだけどさ。

4/5　27：00　BS11