退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
式の理解が深まる
式と黒桐の対話がメインでアクションなどは無い.彼らが初めて会った坂道が舞台で雪の描写が幻想的で綺麗である.
第三の人格の式が登場し,式とういう人格はどのように生まれたのかとういう説明が面白い.間違えて理解している可能性があるが,その説明の要点を書いてみる.
人間という存在を形作るには肉体と脳の二つが存在しなければならないという話が興味深い.肉体だけでは人間とは言えないし,その逆もまたしかりである.なので両儀式は脳が作った二つの人格と,その根源となる肉体が作った人格がある.この肉体が式の場合「空」なので本来は生まれることもできないが,両義の家によって生まれることができた.そのため何らかのバランスをとるために式の脳は二つの人格を作った.
この説明があると今までの式の二つの人格が理解しやすくなるので,納得ができるものだった.