disaruto さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
[酷評]似非SF風味と、唐突な熱血展開
制作はProduction I.Gで原作はゲームです。
ジャンルは青春SFです。
タイトル通り酷評なので、本作がお好きな方はスルーしていただければ幸いです。
中央種子島高校ロボ部は廃部の危機に追い込まれていた。
部長の瀬乃宮あき穂は幼馴染の八汐海翔を巻き込んでロボ部廃部を阻止しようとする。
ロボット制作を通じて海翔が偶然「君島レポート」を見つけ、それをきっかけに大きな陰謀へと巻き込まれていく。
正直、最初の1クールは話が全然進まず内容もイマイチ掴めず、だらだらやっている印象。
個人的に二人面白い良キャラがいたのですが、それしか見所がなかったように感じます。
盛り上がりポイントが少なすぎるよねw
その一人であるオタク少女コナちゃんが目立ってくる13話程から段々加速していき、16話でやっと話が動き始めます。
ストーリー展開から考えて序盤の日常回が明らかに長すぎw
そのために説明不足で世界観が固まらず、いまいち科学ADVっぽくならなかったような気がします。
そこそこSFしている「シュタゲ」っぽいのを勝手に期待していた分、なんだか残念な感じです。
中途半端なSFならば、やらないほうが良いと思いますw
終盤の熱血風展開も特段悪くはないけど、とにかく序盤のSF設定の積み上げが甘いために超展開度が高い。
加えて主人公陣の行動の唐突さやキャラの心情描写が薄いなど、感情移入させてくれなかったのも痛いところ。
敵キャラの行動原理もよく掴めず、一歩距離を置いて作品を眺める結果に。
最終盤はツッコミどころが多すぎて、半分流し目をしながら見ていましたw
やはり積み上げてきたSF設定、キャラ描写、伏線がかみ合わないと上手くいかないのでしょう…。
総括して、全体の構成が如何せん良くないのが低評価の原因でしょうか。
SFっていうのを押し出さなければ、評価は多少変わったのかもしれません。
「シュタゲ」と比べるのが諸悪の根源だとも思うけどw
あれと比較するのは少々酷ですね。