disaruto さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
泣けたのならば、いいんじゃないの?
制作はA-1 Picturesのオリジナルアニメです。
ジャンルは青春・友情・恋愛ファンタジーです。
ノイタミナ作品になります。
「超平和バスターズ」の6人はかつて大の仲良しだったが、ある事件をきっかけに疎遠になっていく。
チームのリーダー的存在だった宿海仁太(やどみじんた)は高校受験に失敗し引きこもりになっていた。
そんな彼の前にありえない人物が現れる。
その時、止まっていた6人の時間が動き出す…。
良作揃いの2011年を代表する作品の一つに数えられています。
個人的には「シュタゲ」「まどマギ」「ちはや」「花いろ」「うさドロ」とかの方が良くできていると思うのですが、“泣ける”ということに関してはこれがぶっちぎって天元突破しているとは思います。
初見のとき、最終話でボロ泣きしましたからねw
とりあえずこの中では一番他人に勧めやすそうな作品です。
これほど予定調和で終わって評価されている作品はないでしょう。
別にそこが悪いっていうことではないのです。
一話の時点でこの作品のラストは{netabare}「かつての友人と仲直りして、めんまが消えて終わる」{/netabare}というのをおそらく大多数が予想できたはず。
それを不自然になることなく最終話までつなげたというのがこの作品の凄さでしょう。
めんまの死の謎に絡む伏線の張り方も上手いですね。
勝手に加害者妄想していたような感じも否めませんが、人の死が絡んでいればやりきれない思いもあるでしょう。
演出の面ではちょっとやりすぎの所も見られました。
レビューで書かれている方も多いと思いますが特に最終話です。
伏線は結構きれいに張ったのに回収が急と言うか、やりすぎというか。
声優の迫真の演技で誤魔化された感がありますが、あれいろいろ不自然だよね?
ラストの{netabare}めんまが消えるシーン{/netabare}もまあクサイですよ。
プンプンですよ。
でもストーリー自体が超王道だから、終わり方もあれくらいやった方がインパクトが残って良いのかもしれません。
実際あのシーンは忘れられない。
正直なところ、泣いてしまったので私からは強くは言えないw
多分これは現役の学生よりも学生時代を経験した人の方が感動できるのではないかな?
多分狙った年齢層は高めだと思いますし。
どこかノスタルジーを感じさせる作品です。
総括して、なんだかんだで1クールアニメでは良くできた良作だと私は思います。
自分のかつての学生生活、友達を思い出しながら見れば感動具合は増すのでは?
あと、あんまり深く考えないで見た方が涙腺に来るかと。