disaruto さんの感想・評価

4.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

秀逸な言葉遊び・演出。ストーリーはおまけ

制作はシャフトで原作はライトノベルです。
ジャンルは萌え・怪異ファンタジーです。


物語は５部構成になっています。
ひたぎクラブ（全2話）
まよいマイマイ（全3話）
するがモンキー（全3話）
なでこスネイク（全2話）
つばさキャット（全5話）
タイトルの人物名がヒロインで、動物名が怪異の正体。


シャフトという会社を一躍有名にした作品です。
確か「シャフ度」という言葉はこのアニメで生まれたのでは？
ちなみに、多分私が最初に見た深夜アニメです。

基本的に２～３話完結なのでとても見やすいです。
どの話も微妙に重いですが、そこまで気にするほどではないですね。
ストーリーは特につながっているわけではないのですが、つばさキャットは若干つながりがあります。
若干グロ描写もあるのでそのつもりで。

この作品はとにかくキャラクターたちがしゃべり倒します。
ここが一番の魅力。
ヒロインたちが怒涛にボケて主人公がツッコむ。
あまりにもこのようなシーンが多いので飽きそうなものですが、カット割り・視点変更・音声・実写挿入・文字演出などとにかく単調にならないよういろいろな目を引く演出が行われています。

計算されつくされた会話シーンが非常に心地よい。
人によってはくどく感じるかもしれませんが、個人的には「素晴らしい」の一言です。
これを聞くためだけに本作を見る価値があります。


またこれだけ喋っても崩れない声優の演技力に脱帽。
特に斎藤さんは初めてやるようなキャラのはずなのにとても安定していました。
OPは話のメインキャラによって変化します。
このあたりの芸が細かくて好きです。

ストーリーの詳細ですが、しゃべりにばっかり気が向いてしまい私はあまり入ってきませんでしたw
イイハナシダナーとは思うのですがね。
普通に会話劇を楽しむが吉でしょう。


総括して、アニメの魅力を詰め込んだ、アニメらしい作品であると思います。
キャラもぶっ飛んでいる人が多く、飽きません。

あとこの作品は絶対DVD借りてみたほうがいいです。
人によっては「キャラコメが本編」という人がいるくらいですから。
（確かキャラコメを初めて行ったのがこれだったような気がしなくもない）