Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
夜空に煌く星って、こんなにも凄かったんだ・・・
本作品の主人公は、親の仕事の都合で転校を繰り返してきた高校1年生の大八木 朔(おおやぎ さく)。舞台は、父親の単身赴任を機に彼が小さい頃に一度住んだことのある場所に戻ってきて・・・幼馴染に再開するところから、物語が始まります。
幼馴染に対する主人公の記憶・・・色々あるのですが、昔一緒にたくさん星を見たこと・・・そして、幼馴染が入部している同じ高校の天文部に入部してから・・・私達は色んな場面で星と向かい合うことになります。
星を見るって、ただ夜空を見上げれば良い・・・わけじゃなかったんですね^^;
天文部の部員は、星の鑑賞方法にもとことんこだわります。
でも、好きなモノだからこそ、一番の状態で見たい・・・そんな当たり前の欲求からの行動は、清々しさを感じると同時に、何が見えるんだろう・・・という期待が膨らみます^^
そして、次の瞬間・・・目に飛び込んでくるのは、これまで目にした事の無い満天の星空と、これまで幾度となく語り継がれた来た星座の物語・・・知らない星座もたくさんありましたが・・・どれもとても綺麗なのです^^;
とことんこだわった人だけが知っている贅沢なご褒美のおすそ分けを頂いたような気持ちになると同時に・・・星空のあまりの綺麗さにちょっぴり感動しちゃいました(//∇//)
今じゃなかなか星空を見に行けない現実がありますが、とことんこだわった星空なら現実に見に行くのも良いかも・・・とさえ思えた位インパクトのある作品でした。
そして、高校生活って、色んな過ごし方がありますが・・・こういう過ごし方もあったんだ・・・と改めて思いました^^
物語は、一つの学校の部活動に留まる事なく県内にまで広がるのですが、こだわりの先にあるご褒美もどんどん大きくなっていくので、最後まで見応えのある作品です^^
この作品との出会いは、夜空に煌く星で感動できる事を教えて貰ったと同時に、お気に入りの棚を虎視眈々と狙う作品が増えたことを改めて認識させられました^^;