退会済のユーザー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
面白い
ココの余裕たっぷりなところがかっこ良い.また彼女の部下たちも一癖も二癖もある連中ばかりで面白い.特にワイリは物静かな外見とは裏腹に危険で良い味を出している.
物語の後半ではココの心情が爆発する場面があり,ヨナの存在が彼女の安全装置であったことが明らかになる.武器を憎みながらも,その武器商人としての才能によって商売を続けてきたココ・ヘクマティアル.彼女の表と裏の顔が明らかになるので,物語がますます面白くなっていく.
印象に残ったセリフ
私は世界が大嫌いだよ、ヨナ。どこ行ったって戦争、戦争。道端に死体が転がってて嫌い。武器が嫌い。こんなズルい道具で脅された時の感情、思い出すだけで頭が割れそうになる。軍人が嫌い。特に命令には絶対服従なんて思考停止してる奴とか、ガスで膨れ上がった死体より臭い。戦争で子供が死んで悲しみに満ちてみて、次の年にはまた子供作っちゃったりしてて、「この子を戦士にするぞ」とか言ってんの、もうアホだよね。人間が嫌い。私も同じ動物なのかと思うと絶望するよ
ココの心の叫びが痛い。何もかもわかっているからの絶望の深さが痛烈に感じる。
兄キャスパーの言葉
この世から武器がなくなると、本当に思うか? ココ。航空兵器がダメなら海戦兵器を売ろう。船がダメなら戦車を売るよ。銃を売ろう、剣を売ろう、ナタを売ろう。鉄を封じられたなら、こん棒を売ろう。それが我々武器商人だ
人が戦うというのは、本能的なことでココの言う平和なんて ちゃんちゃら可笑しいというところが凄いセリフ。ある意味人間の本質をついている。