退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ラストだけが惜しい。
【初見】
母は強しっていうけどさぁ
まず、狼男と電撃恋愛し、一気にS○Xまでやっちまう度胸。
そして、父親(狼男)の突然の死で、いきなりシングルマザー
育児(+時々狼)、家事洗濯、全部一人でこなす。誰の助けも借りずに。
こいつ何者?やけにメンタルの強いハイスペ女だな。
頼ったり相談のできる友達の一人や二人いるでしょうに。なんで全部一人でやるの?なんでできちゃうの?
これが第一印象。
父親の死もなんか雑な印象。これでは泣けない。
育児の苦労話も雑に進行。これでは泣けない。
都会では世間の目が多いためアンド時々狼になってしまう子どもたちを自由にのびのびと育てようと決心してド田舎に引越しを敢行する。
引越ししてきたら自由存分のびのび遊びまわる子ども。
これってどこかで見た覚えが…えっとまるで「となりのトトロ」のさつきとめいのよう。
家の修理も自前。さらに自給自足にまで手をだそうとするハイスペ母。ほんと何者ですか?
畑は近所のツンデレ爺ちゃん(萌え)のおかげでなんとかなる。初めて人の助けを借りた?そして徐々に近所付き合いもするようになる。これは田舎暮らしマニュアルとしてオススメかもしれない。
でも、誰にも子どもが狼こどもということを打ち明けない。
子どもも小学校へあがり
徐々に姉弟それぞれ生き方の方向性が見えてきた
姉は人としての道を弟は狼としての道を
で最後だ。
雨(弟のほう)が一人立ちしようとしてるのに、なぜに未練たらしく追いかける?
子どもたちがどっちの道に転んでもいいようにしてきたんじゃないの?そこは「よし。行ってこい!」だろ…そんなこと、ここに来てハイスペ女が念頭に置いて無かったとでも言うのか?
その間なぜか雪(姉)は学校に放置。こっちはどうでもいいんですか?
雪が同級生の男の子に自分は狼こどもだと打ち明ける会話も、小学6年生同士でそんなセリフでるかぁ?という印象。これが高校生くらいだったらまだ納得いった。
あと、最後の最後に気になったのは狼として生きる覚悟をした雨くん。
覚悟決めたんだから、そこはきちんとリアルな狼として描くべきでしょうが!
狐先生をあれほどリアルに描いてるのに、それの代わりにならなきゃいけないって本人が言い放ったのになんで未練たらしく髪の毛残ったデザインなのさ。雑。
時かけとサマーウォーズが良かっただけに、ここに来て守りに入ったか、細田守。
【2回目】
あまりにも評判の落差が激しいのでもう1回見た。
主人公の花は真面目で素直な人。
可愛くキャラデザされてるけど、実はわりと地味めな人なんじゃないか?彼と会うときにはちょっとおしゃれしてみたりと普段は地味だけどなんかこう頑張ってる感が伝わる。
彼と出会うシーンは重要だからちゃんと描いてるけど、彼が死ぬまではBGMとともに穏やかにテンポ良く進んでく。セリフとかあまりないし。実はここあまり重要ではないのかもしれない。S○Xシーン(獣姦)にインパクトあり過ぎてアレだけど。
彼の死をきっかけに「母と子」のストーリーになる。
これだ!ここが重点なんだ。
次に「子育て」「田舎暮らしマニュアル」「雪と雨のそれぞれの道」が要点
ここまでは良い。凄く良く描けてると思う。特に小学校での学年を上がっていく過程を描いたカットは良く出来てる。
でも。でも。
ラストが頂けない。雪と草平の小学校の会話は3歩譲ってゆるしても、小学校に放置はやっぱ気になる。
体育館にランドセルが残されていたら少しは気になりませんか?先生の誰かが気がついてちょっと不審がって確認すると思うのですが…
いちお見回りをやり過ごすシーンはあるけど…
雨との別れのシーンを見るからにして朝まで2人学校に居たってことでいいんですかね?ちょっとわからないですわここ。特に触れもせず雨との別れでお涙頂戴はできないんじゃないですかねえ…
初回にも触れましたが、雨をもっとリアルな狼にするくらいの突き抜け感も欲しかった。
総じてラストだけが惜しい。