watawata さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
元気で、しっかり生きて!・・・子を持つ親の心からの叫びです。
物語は母親である花が女子大生のころから始まります。
そこで、父親であるニホンオオカミの末裔の男と恋に落ち、やがて二人の子供を授かります。
子供の名前は雪と雨。
雪は幼年期は、狼の特色が濃く元気で活発な感じ
逆に雨は気弱で大人しい子供、様々なアクシデントがあるもののすくすくと成長していきます。
時は流れて、姉弟の成長の仕方が逆転し始める所から。このお話のテーマに結びつきます。
ここからは必要以上のネタバレになるかお思いますので割愛させて頂きますね。
{netabare}母親の花が雨との別れのシーンで叫ぶこのセリフ
元気で、しっかり生きて! {/netabare}
まさに、この作品のテーマではないかと思います。
どんな形であれ元気で生きてて欲しい。親であるからこそ
出てくるセリフなんだなぁと痛感ですね。
自分も子を一人持つ親の身。
確かに良い教育を受けて、一人で食べて行ける様になって欲しいのはやまやまですが、それ以前に元気で自分より長生きして欲しい気持ちの方が、前者を遥かに上回ります。
身心共に健康で生きていればどのような形でも良い。
這いつくばって地面を舐めるような生活でも生きててナンボなんです。
この土台があって初めて、教育なり就職がついてくるんだと
自分は思いますね。