「交響詩篇エウレカセブン(TVアニメ動画)」

総合得点
90.3
感想・評価
4412
棚に入れた
20482
ランキング
57
★★★★★ 4.1 (4412)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公の成長が素晴らしい

主人公がただの少年から意思を持った強い人間になっていく成長が良く描かれている.また彼の成長を促す存在であるエウレカが印象的である.エウレカは話数が進むにつれて感情表現の動きが大きくなり,感情移入できる部分が大きくなっていくところが魅力的であった.

ロボットにサーフィンをさせるという発想が斬新である.大空を海に見立てて波に乗る様子がとても気持ちが良い.またその映像を盛り上げる音楽も良くできている.

二周目を見て感じたこと。

レントンの青臭さが、好ましく感じる。裏表がなく素直に反応している。最初観たときはカッコ悪いなと思っていたが、リスクとか周りとか考えずに突っ走るところが迷惑なんだけど良いなと感じる。

ゲッコーステートの面々は大人ではないと感じた。見た目は大人なのだが、レントンとそう変わらない。だからホランドはタルホに逃げるなと散々言われる。

この作品における大人と子どもの違いは、責任を果たす覚悟があるか否かだと思う。ホランドは責任を放棄していたが、レントンとエウレカを命にかえて守ると、責任を果たす覚悟を決める。

タルホはホランドを支え、次の命を育むための責任を果たす覚悟を決める。


ストーリーで良くできてるなと感じるのは、教科書や雑誌の内容は嘘あるいは一方的な解釈に過ぎないというベースで世界構築しているところだ。

レントンの父 アドロックは英雄とされるが、イマイチその実態がつかめない。それは祭り上げられただけと、じっちゃんことアクセルは言う。大人が言うことは、教科書が言うことは実は本当じゃないだぜという示唆が面白い。

その前提に立つと ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん の言葉の意味が重くなる。大人たちから与えられた常識では真実は与えられない。勝ち取らなければならない。

投稿 : 2017/08/24
閲覧 : 319

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