ともか さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
小難しいことは考える必要が無く、元気を分けてくれる楽しい作品♪
何が原作なのか分からないまま、あにこれで勧められて視聴。
シリーズ第1期に当たる作品で、全12話。
舞台は地球とは似て非なる(架空の)1939年頃、
謎めいた敵「ネウロイ」を退治するために
魔法の力を持つ少女たち「ストライクウィッチーズ」が戦うことになる。
未熟ながら治癒魔法が使える主人公・宮藤芳佳は
父の安否を確認するために日本を発ち、
彼女もまた「ストライクウィッチーズ」の一員となる。
まず、毎回始めに親切にナレーションを入れてくれるので、あらすじがすぐに掴める。
ナレーション以外でも、不自然になることはなく
キャラの台詞の中で説明してくれるから
分かりやすいし、やり方が上手いと思った。
「戦争には絶対反対、助けを必要とする人々の役に立ちたい」
という芳佳の素直でありながら曲げない姿勢、性格にも好感が持てた。
教官たちの怒り方も嫌味が無く、本当に芳佳の事を想っているのが
視聴している私にも伝わりやすかったし、
心情変化の描写も分かりやすく、とても観やすい作品だった。
仲間を大切にする気持ちを忘れないみんな、
そして11人のチームワークも素晴らしい。
観ていて心から応援したくなる感じがした。
そして敵・ネウロイは人ではなく、
得体の知れない姿をした機械のような感じので、
銃を乱射して撃ちまくっても全然グロくない。
血が流れるシーン等もほとんど無く、本当に観やすかった。
戦闘シーンの白熱度や演出も悪くはないレベル。
物語は取って付けたようなものではなく、ストーリーが元々ある中で、
(良い意味で)キャラが立ちすぎているだけのように思えた。
なので、想像していたほどのおバカアニメではなかったし、
ツッコみどころと思われる「服装」も観ているうちに慣れてきた。
でもやはり、個人的には第7話が一番好き。
{netabare}嫉妬するペリーヌも見ててなかなか面白い。
ハルトマン中尉は250機撃墜の表彰を受けるもおとぼけキャラが光ってた。{/netabare}
10話~11話では
{netabare}何かを感じ取った芳佳がみんなに必死で訴えるも信じてもらえなかった。
そんな時、芳佳自身が危険を冒してでも諦めない姿も見ものだった。
結局、ウィッチーズを消して戦闘機の量産を認めさせる、
自軍側の陰謀だったことが分かる。
1944年9月、敵の完全消滅を確認してストライクウィッチーズは解散。{/netabare}
後半で一部、若干シリアスな展開があって、これはこの作品に不要であると思った。
あと、キャラの名前は横文字がほとんどなので、覚えにくさも玉に傷だった。
あえてマイナス点を挙げてもこの程度で、
全体としてかなり気に入った作品になった。
長くなってしまったので物語・作画・声優・キャラの
4項目それぞれに対するコメントは省きます。
音楽について
OP曲: STRIKE WITCHES 〜わたしにできること〜
ED曲: ブックマーク ア・ヘッド
ED曲は毎回別のキャラの声優さんが歌っているのが特徴ですが、
みんなちょっと普通すぎる気がした。
もう少し各キャラの個性を出した歌い方でも良かったんじゃないかな?
個人的にはOP曲のほうが歌詞が作品にマッチしている上に、
曲調も元気が出る感じで好き。
さいごに、
エンドロールの後、本当のラストまで必見です!
{netabare}博士(芳佳の父?)から手紙を受け取って終わる{/netabare}ので、
この時点で2期がある事を予告しているようにも思えました。
以下は(個人的に)ネタバレではないと思います。興味のある方だけご覧ください。
{netabare}…私はDVD版で視聴したのですが、
……入浴シーンとか、全く規制されていないのですねw{/netabare}