とろろ418 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
短絡した回路
物語の核(芯の部分)は面白いです。
ただ、多少強引な物語展開があったり、打ち切りに近い終わり方だったり、
そこから生じたであろう謎の数々があったり……。
ああ、あと嫌にBL臭がします。
面白いだけに残念なところが際立ってしまった作品ですね。実に勿体ない。
原作は読んでませんが、物語展開やラストに垣間見えたパーツから予想すると中々面白そうなので、近いうちに読もうかな。
私的見解→{netabare}
①ネズミ
なぜ男なんだ?
彼が女性だったら、歯車が綺麗に廻っていたように思えます。
女形云々の尺も削れましたしね。
(紫苑が女だと辻褄合わせが大変かな? 多分)
男同士の友情を描きたかったのかもしれませんが、これは完全にBLです。
②ラスト
尺足りないなら足りないで素直にBADにして下さい。
『ディストピアの破壊には成功したけど、その英雄はもういない』
一応、これで形にはなったはず……。
完全に瓦解したのは、あそこで助けてしまったせいでしょう。
結局、無駄に尺使ってますしね。
もう少し言うなら、紫苑打たれずにネズミだけ死亡の方が自然だったかな。
③母親
物語一と言っても良いくらいの中心人物でありながら、何故か何も知らないし、直接事件にも巻き込まれない。
見えない力に守られているかのようで少し違和感がありました。
そのせいもあり、ネズミとの件の演出がバリエーション乏しかったのが残念。
{/netabare}
事前情報なしだとラストで落胆すると思うので、敢えてそういう作品だと思ってみた方がいいかもしれません。
※観る価値はあると思うので、点数は高めにします。