野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ホントに人生だったような気がしてきた(改良版)
1期で学園生活を満喫した主人公の卒業後の話。
全24話。シリアス感動系。
2期で大化けした作品。
クラナドの本番はほぼ間違いなく主人公卒業後だろう。
そういう意味では序盤~中盤辺りまでやや微妙な展開が続く。
実際問題この辺の冗長な展開は必要だったのかは相当怪しい。
実質22話のこの物語だが個人的にはいらないと感じた卒業前の展開で結構水増しされてる感じ。
しかし真に感動出来る名シーンをいくつか見るためには中盤までも飛ばせない。
神は何故このような試練を与えるのか。
フラフラになりながらも辿りついた中盤~後半に掛けてようやくクラナドは人生とか言われる所以が分かってくる。
この2期は1期と違い基本的にシリアス1直線な感じだったと記憶してる。
今回のテーマは家族の愛。
2期では泣けるあるいは泣かそうとしてくるシーンは数あれど真に泣けるのはおそらく2箇所。
主人公の父親と主人公の娘。つまりは主人公の家族絡みのエピソード。
この2人絡みの2点の某シーンだけはやばかった。
人前でこのシーン見るのが罰ゲームになるくらい泣けてくる。
これは悲しい涙ではない。なんだろう、感動?
1期から見てると特にそう感じるが主人公が段々成長していく姿を描いてる点も感慨深いものがある。
社会に出て様々な経験をして大人になっていく。
クラナドは人生とかよく言われるのも多分そういうことなんだろう。
そんな感動の物語もラストでついにやらかしてしまう。
当時全くの意味不明な展開に困惑して色々調べて回ってひとまず納得は出来たものの、それでもちょっと分かり難いかなと。
いやそもそも分かり難い以前に強引と言うかなんと言うか。
クラナドの神はこちらのそれまでの感動などお構いなしにとんでもない力技でハッピーエンドに誘おうとして下さる。
このラストは今でも結構評価割れてるらしい。これから見る人はどうだろう。
纏めると感動出来る名作。。名作なのかな?2期に限ればそう言えるけどそれも中盤以降だし。
期間限定ならぬシーン限定名作?なんやそれ。