catcher さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
清々しいエロと笑い
大した中身も無くエロのみで人気を稼ごうとするアニメが跋扈するなか、清々しいほどのエロを披露し、なおかつキャラに魅力を持たせているのが本作だろう。
最近のエロにありがちなのが、大した魅力も無い草食系主人公に対し猛烈にエロを展開するもの、そもそも主人公も女で意味も無く露出の高い衣装が設定されているものが多い。
しかし、本作は普通の女の子が殆どで自分からエロを提供してくるといったビッチは一人もいない。ならばなぜ本作はエロアニメと称されるのか?
単純に主人公が積極的にエロい。全ストーリーの8割を2頭身で描かれ、8割はエロ関係の企みを展開している。そして基本的にはばれてヒロインたちに制裁を受ける作りになっている。
つまりはギャグの手法としてのエロである。主人公がエロを企てる⇒エロ描写⇒バレる⇒制裁。この流れは近年の萌えアニメではあまり見られない。それほどに昨今は女⇒男の風潮が強い。
なお、この主人公はエロだけでなくシリアス場面ではとても仲間思いな一面を持つ。主人公としての魅力もしっかりと描かれている。大筋の複線を回収できていない事から今後シリアス展開に入った場合、大いに期待できる作品だろう。
このアニメはエロアニメではなく『エロ描写の多いギャグアニメ』と捉えて見るべきだと思う。