かおーん さんの感想・評価

4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

原作終了にてネタバレ

2022/07 追記

原作が終了したので読んでみました。アニメ続編も作られないでしょうからネタバレを。
主人公エータが選択したのは特定の誰かを選ぶことをせず、みんな仲良し、乙女の会の関係を壊さないこと。4人に好かれ続ける「ハーレム」。

アニメ部分終了後はハーレム構築と維持。医師になって離島で１人生活していてもこれを守り続けます。童貞まで堅守。

なので同じような修羅場を繰り返すだけなので正直読み終えるのがかなりきつかった。

この作品、幼なじみとフェイク彼女の２人で良かった。ラノベの流行からなのか、レースさせるためか４人用意しちゃいましたが２人いらない。

真涼（フェイク）と主人公は、どちらも両親に捨てられた過去から恋愛に対して拒否感を、嫌悪感を強く持ってます。恋愛アンチである２人がフェイクで付き合い、でも幼なじみは純粋な愛情を向けてくる、って三角関係にとどめて文体変えて500ページくらいで出せればラノベじゃなくて一般小説で行けたと思う。恋愛至上主義に意義を唱えるって題材が良いだけに非常に惜しい。


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原作が完結してないアニメを観るのは、なんかお預け食らった気持ちになるっていうか駄作フラグなので（かんなぎとか、ナナとか、とある科学のとか、伝説の勇者のとか）観るのは基本回避なんですが。

学園、部活を作る、ハーレム、幼なじみ、女の友情。
最近はこの設定が流行なんでしょうか。「はがない」とかぶるところが多くあります。

お約束のハーレム系か、、、と思ってダラダラ観てたんですが。
実は主観が細かく切り替わってます。主人公主観がメインで進みますが、キーになる部分では、女の子達に主観が移動します。

これが非常に面白い。映画ではやりにくい、アニメならではの表現ですね。
主観変更と同時に心理面も掘り下げるのでギスギスした感じにならず、全員応援したくなります。

一人の男の子が4人の女の子にモテまくり、ってのが表層にでてるのは確か。ここでほとんどは振り落とされると思うし、はまる人はハマっていくと思う。

けど。

これ、キーになってるのは、女の子4人の友情なんですね。
逆転させた作品にしても、絶対面白くなったと思います。1人のヒロイン争奪戦を演じる、男4人。ヒロインをモノにしたいが、同時に友情も生まれていく、みたいに。

他のハーレム系にはないほど、主人公に魅力があるところも良いです。
なんでモテるのか理解出来ない作品が多い中、この作品の主人公は医師になるため必死の努力を続けています。

アニメに慣れてない自分からみて、女の子4人のサイズ（身長）をうまく割り振ったなー、と思いました。無意識に選別する165以上女子、160女子、155女子、150以下女子。こういうのずらして全て網羅するのはアニメの定石なんですかね？