なーさん さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いろいろ考えなければならない作品
高い壁に囲まれたグリの街で灰羽たちと普通の人間が暮らしている。灰羽たちが住む家オールドホーム、そこで新入りの主人公「ラッカ」は少しづつ馴染み、仲間たちとの穏やかな日々を送っていく…
みたいなお話です。
この作品のテーマは「生と死」だと思うのですが…
僕は一番納得というか心に残ったシーンはラッカが今までどんな時も優しく接してくれた「レキ」に「あなたに優しくしていたのは全部自分のためあなたのためなんかじゃない」と言われ絶望すると言うシーンです。
確かにそんなこと言われたらショックかもしれませんが僕はたとえ与えられた優しが偽物だとしてもその行動をしてくれたという結果が一番大切なんじゃないかと思います。
偽物の善意でもその奥底にはその人を思いやる心がないとまずその行動をとれないとも思います。
なので、偽善は本物の善意と等価値であると僕は考えています。
このようにこの作品はほかにもたくさん深く考えさせられ、なおかつ見る人によってその解釈が変わるようなシーンが多数あると思います。
みなさんも一度この作品を見てみて自分なりにいろいろ考えてみるのも面白いかもしれません。