ほほえみみ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
そして束になり、また別れる。ぬるい感想。
最初はばらばら、つながっていない糸たちが、最後には一本になる。
爽快感、お話の面白さ、つながりが見えたときのえもいわれぬ快感!
最高に超特急でその世界にのめりこみました。
原作はデュラララの方なんですね。
設定がすごく面白くて、先生すごいなあと思いました。
このアニメで思いつく単語・・・不老不死、錬金術、マフィア、強盗、ホムンクルス。
単語だけ見るとなんと恐ろしい。
でもそこを恐ろしいだけではなくコミカルかつ明快にテンポよく話が進んでいきます。
二人の愛と奇蹟、ハッピーラブラブ世界は素敵!な頭をしてる強盗カップルのアイザックとミリアのペアがバカ可愛いというか。この物語で一番ほっこり元気になれるキャラです。
強盗だけど、でも結果いい方向に働きでも自分たちは得しない。
今までの道のりをたどりつつ、お話はそんなバカップル強盗が乗り込んだ列車での話が展開されていきます。
三つ巴とでもいいましょうか、おおざっぱにわけると黒服テロリスト、白服マフィア、私服不良集団が列車で火花バチバチします。
お互いがお互いを知らず、乗ってしまってさあ大変、どうなるどうなる・・・!
そんな感じでわくわくどきどき感をかなーり味わえます。
キャラクターたちは一にも二にも喰えないやつばかりです。
ラッド(白服マフィア達の列車内でのボス、しんちゃんのパパの声)の病んでる+狂気+血がだいすき=ぶっとびいかれキャラは、最初ものすごおおおおおおおおおおおくこわかったです。おとなしくしてないとなんかされる・・・いや、逆におとなしくしてる方がこういうやつには目立つか!?こわい!という針のむしろに座ってるような気持ちになりました。
藤原啓二さんの演技すごい・・・!
結構人が死にますが、ラッドさんが大半なのではないでしょうか・・・?
ラッドさんの婚約者さんは普通に見えるのですが、この人もラッドさんにいつか殺してね、とか言っちゃうおそろしきヤンデレ。
これだけである意味シナリオにはたまらん感があるのですが、
泣き虫不良でもいいやつのジャグジーの、ヘタレだけど実はすごい勇気があるところとか、そんなところに惚れちゃうニース可愛さ、不良グループのあったかさ(不良なのに)もたまらなくにこにこしちゃうし、
列車内には出てこないけれど、違うマフィアのナイフ使いのイケメンやらそのイケメンをやさしく見守るマフィアのお偉いさんのほほえみやら、
新聞社さんのまじで喰えない感じとかたまりません。
でも何よりたまらないのはレイルトレイサー。
列車の亡霊
誰よりも強く、誰よりも狂っていて、誰よりも純粋。
そう、最初からモブだと思っていたあの車掌さんが最強だったとかいう・・・なんだそれもうたまらなく面白いっ!
声が出ないシャーネ(黒服テロリスト)だけにラブコールするラストのほうとか・・・なんだこいつもう、ていうかこの二人の関係、これからとかおもうとたまらなくあああああああ!ってなります。
豊富なキャラ、面白い設定、加速するストーリー・・・
まさに列車のようにどんどん進んでいく楽しさの速度!
登場人物は多いですが、こんがらがったりはあまりしないと思います。
OP最高、曲の金管楽器系の音がなんとも気持ちいいです。
ぜひこのわくわく感を味わってほしいです。