ともか さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
仲間が増えて明るくなっていく夏目に注目です。
漫画原作(未読)、 1クール(全13話)、 2011年夏放送。
レビュー執筆時点で1クール×4期に渡って続いているシリーズ。
この作品はシリーズ第3期に当たります。
3期のみのレビューですが1期・2期との比較も含みます。
物語は1期・2期から順番通り、その後の話になっています。
第1話冒頭のナレーションにて、ほんの少しだけ説明がありますが、
以前に登場していたキャラが多すぎるため、
2期までを観ていてこその作りになっていると思います。
3期では夏目が夏服だったり冬服だったりで
「季節感が無い」と、途中で思ったりしましたが、
どうやら晩夏~10月前半頃の季節を描いている様子(個人的見解)。
物語はまた少し雰囲気が変わり、
{netabare}妖怪が見える友達や、見えないけど理解してくれる友達、
さらに結構な人数の妖怪たちとも親しく{/netabare}なっていて、
すっかりみんなの中に溶け込んだからか、
主人公・夏目もどこか明るくなったような気がします。
そして、見ているこちらも嬉しくなります。
第8話は特に印象に残っています。
{netabare}子狐がかわいくて{/netabare}結構気に入っていたけれど…
もう登場しない?…と思うと、せつない気分になりました。
でも出会いがあれば必ず別れもある、そういうことだと思う。
ちなみに3期もほとんどの物語が1話もしくは2話完結になっていますが、
1話完結のストーリーが2期よりも少なくなっています。
相変わらず穏やかな演出・作画で見やすかった。
「原色」をあまり使わず、自然界にある色で描かれているのは
やはり観ていて心が癒されます。
準メイン級のキャラがかなり増えたにもかかわらず、
この作品の要となっているニャン子先生は2期よりも登場頻度が高く、
とてもコミカルに描かれていて個人的に嬉しかった。
他のキャラも、イメージとのミスマッチがほとんど無く、
すばらしい声優陣だと思った。
音楽は個人的には印象に残るものではなかったけれど、
OP曲は 優しい中にも元気が出るような雰囲気、
ED曲は 心癒されるような曲調で「夏目らしさ」は健在だったと思う。
OP曲: 僕にできること
ED曲: 君ノカケラ feat 宮本笑里
3期では伏線を残したままのシーンもあり、4期へと上手く繋げています。
放送時期を考えると「分割2クール」のようなものですね。
繰り返しになりますが、
夏目シリーズをまだ観ていない方には、
3期から視聴を始める事をお勧めできません。
そして3期を観た後はあまり間を空けずに、
4期へと続けて視聴されるほうが良いと思います。
2013年02月21日 初回レビュー
2013年06月20日 加筆・修正