あにまっくす さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最後が良かったです
全25話を視聴しました。
TV最終話の24話が良かったです。
―物語の評価―
時間を移動するシナリオは、科学ではなく、時間を移動する者の視点で描かれる事が常です。
一般的な面白い展開かもしれません。
もしシナリオについて身も蓋もない事を言えば、{netabare}主人公が過去の自分を止めてから敵を調査すればいいわけで、イベントのために用意されたシナリオを長く感じてしまいます。
頭脳派であるはずのラボラトリーでディスカッション(意見のキャッチボール)が少ない事も不自然で、本来クリスのような天才は試行錯誤の過程にこそ論理性を求め、ほぼ作戦会議のアニメになるでしょう。
それが机上の空論であっても無駄に死を見たくないからです。
火の消し方を知っているのに火事で慌てる科学者のようでした。
行動派として考えても、何度も失ってから再開する仲間に対して情が薄いように思えます。{/netabare}
これも壮絶にドラマチックに仕立てる必要があったのかもしれません。
テレビ最終回は良く出来ていました。
愛を語る必要もなく、気持ちと行動が展開され、人を守る事に天秤が傾きます。
彼の中二病が認められる必要のない無償の愛だとすると、それはそれで良かったのかもしれません。
-作画の評価-
都会の絵が多いです。四角形、三角形、直線と角のある背景が多いです。
複雑シナリオで街の絵が多くなるので、わずかに寂れた感じが出る作画で丁度よかったと思います。
評価対象外の25話はグラデーションが増えましたが綺麗だとは思いません。
-声優の評価-
主人公のセリフが多いです。
中二病セリフなど、全体的にボリューム調整してくれると良かったです。
他は良かったです。
-音楽の評価-
それなりです。
あまり聞いてないのかも。
-キャラの評価-
シナリオがキャラものとは違います。
それでも頑張っていた気がします。