「おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
1831
棚に入れた
9994
ランキング
259
★★★★☆ 3.9 (1831)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

天泣と泡雪

中盤(田舎への引っ越し)や雨と雪が違う道を辿る展開は良かったのですが、全体的に雑な印象を受けました。
映像作品だから誤魔化せているだけで、文章に書き直したら大変なことになりそうです。
理由は以下に→{netabare}
①語り
  単純に台詞がおかしいです。
  さも自分で見ていたように語らないで頂きたい。「~しました」など。
  神視点という位置付けなら逆に「~したそうです」がおかしい。
  そもそもなぜ雪が語りなのか、誰に対して語っているのかが謎。
②視点
  語りに対してこちらはほぼ母親に定まっています。
  それ故に誰が主人公なのかわかりません。
  タイトル的には雨と雪なのですが、その割には雨の視点はほぼ皆無。
③構成
  なぜ過去が描かれているのか?
  明らかに語り手とマッチしてませんし、物語としても母親の思い出話で済む程度。
  終盤でも、視点が異なる上に温度差のある物語を並列して行っているので、勢いがない。
  (どこかで繋がるのならアリですが、そういうわけでもない)
  雨に至っては最後失踪状態ですので、そこを端折って良いものかと疑問。
  草平のこれでもかというしつこさもちょっと強引に感じました。
④声優
  俳優さんは担当しているらしく、私は気にする方ではないのですが、それでも気になるキャラがいました。
⑤リアリティ
  あまり細かく言いたくないですが、甘さが見えたので。
  まず猪はそんなに弱くないということ。オオカミの方が格下です。
  毛や皮膚は硬い奴だとナイフも折るらしいです。
  攻撃性を考えれば、熊より危険な生物と言えます。
  あと、野生動物には病気が付き物ですので、無暗に触らないで欲しいです。
  冬の描写はまぁ……いいか。体験すればわかるでしょう。
{/netabare}
上記の理由から少々視聴者を混乱させやすい作りになっていますが、気にならない人は気にならない、かと。

色々書きましたが、悪い作品ではありませんので、見てない方はどうぞ。

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 266
サンキュー:

8

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