あにまっくす さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

MMOでも恋がしたい!?

原作未読
評価が二つに分断されているので後回しにしていました。
(良い方で評価しています)

内容は、感覚をシミュレートする未来のゲーム「ソードアート・オンライン」で、天才開発者によってプレイヤーの顔や体格、生死までも現実化された上に脱出不可能になってしまう。
といった設定です。

初めは二重の現実逃避が必要です。
もともとアニメ自体が現実ではない上にアニメの中のゲーム内をメインに話を展開していきます。
こういった先入観が先行するものは、後から引き込まれる設定なんだろう・・・
という脳内設定で見ました。

しかし、ほとんどゲーム内の話が展開されていきます。
これはもうファンタジーなんだ、マッチョだけどサンタさんも居たんだ・・・
そう思うと普通に見れるようになりました。

一通り見て気づいた事は、意外とストレートだった事でしょうか。
全話連続で見ましたが良かったと思います。


<シナリオの評価>
シナリオを推理しようとしても新種のアニメなので先が読めない感じが良かったです。
序盤は各話毎にプチ感動が盛り込まれ、少しずつ引き込んでいきます。

ゲームの中で恋愛があったり色々あるんですが・・・
心が砂漠化する前に雨が降ります。
この作品に求められたのは砂漠化ではなく、雨を求める事だったと解釈しています。

それは大人が知る人生観のある愛ではなく、恋愛における心の繋がりでした。
典型的で感動が少なくなりますが、良く言えばストレートに心に届く状態かもしれません。

続きのシナリオが読めない、という事で少し加点気味です。

<声優さん>
売り出し中の人が集合です。特定の声優のアニメではなかったです。

主人公の声は松岡禎丞さんですが、こういった最強設定のキャラはハマり役です。
後半、アスナ(戸松遥さん)と交代して別キャラの出番が増えます。
たぶん、声優のスイッチ攻撃なのでしょう。
もっとアスナに攻撃されたかった・・・

<作画>
ファンタジーとして高く評価します。
ただ、ゲームだと思うたびに絵が綺麗なのは当前と思ってしまうのは自分の許容量の問題でしょうか。
2012製の作画です。

<音楽>
いい感じの音楽でした。
心に響くほどではありませんが、重すぎない安心感があります。
音楽で感動するほどではありませんでした。

<キャラ>
分かりやすいキャラ設定ですね。
どれが友情キャラで、どれがヒロイン、どれが妹キャラ、すぐに分かります。
声優の力にカバーされてベタな状態でも大丈夫でした。
役割が分かっているので、見ている側が萌え尽きるくらいでも良かったと思います。