(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
葬儀社の祈り(´・ω・`)
※あらすじはあにこれのをご覧下さい※
▼▼主な登場人物▼▼
++++葬儀社メンバー++++
◆桜満 集(おうま しゅう)◆
本作の主人公で天王洲第一高校に通う17歳。
現代映像研究同好会に所属している。
世間や他人の顔色を常に伺い、人に嫌われるのを恐れ、
周囲の意見に流されるがままに無難に生きていた。
人と目を合わすのも苦手で、精神的にもナイーブ。
そんな時に、GHQに追われるいのりと出会う。
GHQに連行されたいのりを見て、自身の不甲斐なさを痛感。
いのりが届けようとした物を葬儀社の涯に届ける事を、
最後のチャンスとし、葬儀社の面々と出会う事になる。
その時に誤って他者の胸部から結晶"ヴォイド"を引き出す、
<王の能力>を得てしまい、葬儀社と深く関わる事に。
普段は部活も文系の為、運動能力はないものの、
ヴォイドを使う際には驚く程の身体能力を発揮する。
【ヴォイド】
右腕
【ヴォイド能力】
他者のヴォイドの一時格納・ウィルス分離や吸収
◇恙神 涯(つつがみ がい)◇
本作のもう1人の主人公で、「葬儀社」のリーダー。
集と同じく17歳だが、絶大なるカリスマ性を持つ。
ヴォイドに関して非常に詳しく、本来<王の能力>は、
涯が手にする予定だったが、集に宿ってしまった為に、
GHQとの戦いでは集の力を積極的に利用する。
作戦立案を始め、銃撃や格闘でも強い戦闘能力を持ち、
交渉や変装もこなす葬儀社の立派な柱。
メンバーからの支持も多く、絶大なる信頼を得ている。
対象の人物が持つヴォイドを見極める眼を持ち、
その能力に基づいた作戦立案を主立っている。
【ヴォイド】
黒い銃
【ヴォイド能力】
人間を撃つと、その人物のヴォイドを強制的に引きずり出す
◆楪 いのり(ゆずりは いのり)◆
本作のメインヒロインで、葬儀社のメンバー。
有名なWebアーティスト名"EGOIST"のボーカル。
無表情でミステリアスな雰囲気を漂わせる、
歌う事で感情を解放しているようにも見える。
銃の扱いに手馴れており、照準制度も抜群。
後に集と同じ天王洲第一高校に転入する。
そして集の家に押し入り、居候する事になる。
無感情だったが、集と過ごす内に徐々に感情が変化する。
家族はおらず、涯に名前をもらった事で、
涯に特別な感情を抱いていた。
【ヴォイド】
剣
【ヴォイド能力】
一振りで遠くのエンドレイヴを斬れる程の大きな力
◇篠宮 綾瀬(しのみや あやせ)◇
人型ロボット<エンドレイヴ>のパイロットで17歳。
普段は車椅子に乗っているが、人の手を借りるのがキライ。
「車椅子に乗る時の姿はエレガントじゃない」と言い、
車椅子に乗る姿を人には見せないでいる。
葬儀社の入りたての集の訓練コーチをする事になる。
車椅子は自身の個性で集の力も個性として捉えている。
歩けない自分に<エンドレイヴ>を与えてくれた涯を、
非常に尊敬しており、恋愛感情をも抱いている。
【ヴォイド】
エアスケーター
【ヴォイド能力】
装着する事で陸や空を自在に駆ける事ができる
◆ツグミ◆
若干14歳にして優秀なオペレーター兼ハッカー。
活発で生意気な性格から涯に対してもタメ口で話す。
口癖は「アイ(了解)」「ネイ(否)」。
作戦中の情報を統括する程の実力を持っているが、
幼い頃は両親にかまってもらえず人形遊びばかりしていた。
その為、寂しがり屋で甘えたな一面を持つ。
時には厳しく、時には優しく、アメとムチを使いこなす。
【ヴォイド】
ハンドスキャナー
【ヴォイド能力】
スキャンした人物の精巧なダミー人形を作成し、それを遠隔操作することができる
◇四分儀(しぶんぎ)◇
葬儀社の参謀役で27歳。
涯を王にするために傍で手腕を振るってきた。
「さすがです」が口癖だが、皮肉や嫌味にも用いる。
冷静沈着で頭が切れる、優秀な人材。
◆月島 アルゴ(つきしま あるご)◆
戦闘能力が抜群の17歳。
集の訓練ではいきなり刃物を手渡し、集を卒倒させた。
情に厚く、正義感溢れる熱血系な少年。
飲み物を飲む際に小指が立つ癖がある。
女性・子供には手を挙げない主義なのか、
女子生徒が襲われそうになった時には助けに入る。
自身が根暗ではないかと気に病む一面も垣間見た。
【ヴォイド】
黒い光を放つマグライト
【ヴォイド能力】
光に当たった相手を暗闇につつむ
◇城戸 研二(きど けんじ)◇
GHQの第四隔離施設に捕らわれていた少年。
凶悪犯らしいが、葬儀社のメンバー。
GHQのトップシークレットデータをハッキングして、
捕まった経歴を持つ天才少年。
ツグミと同等なハッキング能力を持つ。
【ヴォイド】
重力銃
【ヴォイド能力】
撃った対象物の重力を操作できる
++++天王洲第一高校の生徒++++
◆校条 祭(めんじょう はれ)◆
現代映像研究同好会のメンバーで集のクラスメイト。
集とは中学時代からの付き合いで、互いに気を許せる間柄。
集に密かに恋心を抱いている。
集にとっては癒しを与えてくれる存在でもある。
いのりと集の関係を疑いつつも、自身もアプローチをする。
【ヴォイド】
全てを癒す包帯
【ヴォイド能力】
どんな対象も瞬時に再生させる事ができる
◇魂館 颯太(たまだて そうた)◇
現代映像研究同好会のメンバーで集のクラスメイト。
いのりがボーカルをする"EGOIST"の大ファン。
周りから空気が読めないと言われているお調子者タイプ。
集が苦手とするタイプだったが、気持ちをぶつけあった事で
その後の親交は深まった。
【ヴォイド】
あらゆるものを開くカメラ
【ヴォイド能力】
壁でもドアでも対象に向けてシャッターを切る事で開く
◆寒川 谷尋(さむかわ やひろ)◆
現代映像研究同好会のメンバーで集のクラスメイト。
社交的な性格で気が利くタイプ。
ウィルスに侵された弟を助ける良き青年・・・。
集の事を気遣い、集の助けになろうと奮闘する。
【ヴォイド】
命を断ち切るハサミ
【ヴォイド能力】
螺旋状の赤い糸を切る事で対象の命を断ち切る
◇草間 花音(くさま かのん)◇
現代映像研究同好会の幽霊部員で集のクラスメイト。
学級委員をしており、谷尋に恋心を抱いている。
祭とは仲良しでお互いにお互いの恋を応援している。
【ヴォイド】
レーダー機能付きの眼鏡
【ヴォイド能力】
遠くのものを見通す事ができる
◆供奉院 亞里沙(くほういん ありさ)◆
天王洲第一高校の生徒会長で17歳。
クホウイングループの長を祖父に持つ。
高潔かつ潔癖な性格だが、学内の男子の憧れの的。
将来的にクホウイングループの後継者だが、
重圧を受けきれる事が出来ないでいる。
そんな時に涯に出会い、心惹かれていく。
【ヴォイド】
あらゆるものを弾き返す盾
【ヴォイド能力】
手鞠を介して6枚の盾を自在に操り対象を弾き返す
++++GHQ++++
◇ダリル・ヤン◇
GHQの<エンドレイヴ>パイロットで17歳。
階級は少尉で司令官であるヤン少将の息子。
恵まれた環境で育つが、愛情とは無縁な生活を送っていた。
人との肉体的接触を嫌悪し、例え相手が上官でも罵倒する。
民間人の女子供も容赦なく殺害する事から、
<皆殺しのダリル>の二つ名で呼ばれる。
【ヴォイド】
万華鏡
【ヴォイド能力】
ビームや爆弾を弾き返すバリアフィールドを形成する
◆茎道 修一郎(けいどう しゅういちろう)◆
特殊ウィルス災害対策局長でアンチボディズの指揮官。
冷徹な心を持つものの、心底には狂熱的な物を秘めている。
様々な事を立案し、それを密かに実行にうつす。
◇嘘界=ヴァルツ・誠(せがい=ヴァルツ・まこと)◇
左目が義眼の男で、階級は少佐。
かなりの切れ者だが、実態はかなりの狂人。
ナイフの扱いにも優れた一面を持つ。
<王の能力>に興味を持ち、力の発動を見るためだけに、
敵味方の犠牲を問わない非道な行動に出る。
◆桜満 春夏(おうま はるか)◆
集の母親でGHQ所属のヴォイドゲノムを培養する、
セフィラゲノミクス主任研究員。
その為、週に1度程度にしか帰宅をしない。
集からは「春夏」と呼ばれている。
自宅に入るなり下着姿でうろついたり、
いのりが居候していても動じないラフな性格。
◇アンドレイ・ローワン◇
眼鏡をかけた青年で階級は大尉。
ダリルのオペレーターを行う優秀な人物。
反逆したダリルを庇うなど優しい一面をのぞかせる。
++++その他++++
◆桜満 真名(おうま まな)◆
いのりに似た容姿の人物で物語の中核を担う存在の1人。
集の姉で、アポカリプスウィルスに感染した第一感染者。
◇ユウ◇
ダアトの一員で金髪碧眼の少年。
少年の容姿をしているが、年齢は不詳。
集と同じく<王の能力>を持っている。
【ヴォイド】
弓
【ヴォイド能力】
不明
◆桜満 玄周(おうま くろす)◆
集と真名の父親で優秀な遺伝子学者。
マイペースで家族・友人への愛情が深い人物だが、
1人で何でも抱え込んでしまう性格で、
他人の内面に疎い一面を持っている。
研究以外のものは忘れやすく、紙に書いてデスクに貼り付けている。
----------------------------------
★★総合感想★★
2011年10月~2012年3月まで、
フジテレビ系列「ノイタミナ」枠で放送された作品。
オリジナルアニメ作品でもあり、全22話。
「近未来」
「遺伝子」
「2人の男」
をテーマに作られた。
キャラクター原案はredjuice。
最初、作画がとても好きで視聴しました。
しかし、飽きが来ない物語性もあり、
結構楽に全22話を視聴する事ができました。
使われる音楽も良く、
戦いのシーンでは鳥肌も立ってしまいました。
最終回では、
「これで終わっちゃうのかぁ」という、
寂しい感情も湧き、何とか続いてほしいとも思いました。
もう少しだけ詳しく最終回は描いてほしかったです・・・。
テーマや物語は悲しく、切ない気分になりましたが、
主人公に感情移入が出来やすく、見易かったです。
とにかく作画が好きで、
これだけで終わらせるのは勿体無い作品だと思います。
2期、3期と繋げられる要素はたくさんあるので、
是非とも同じ主人公で2期、3期と続いてほしいです!!
登場するキャラも魅力的で、
視聴をオススメする作品の1つです。