三崎鳴 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
意外と軽いノリのコメディ作品
野尻抱介作ライトノベル「ロケットガール」を原作としたアニメ作品。あらすじは以下の通り(wikipediaより引用)。
とある宇宙開発団体「ソロモン宇宙協会(通称SSA)」は、南太平洋にあるソロモン諸島の島・アクシオ島で、日本初となる有人ロケットの打ち上げを計画していた。しかし、計画は思うように進まず失敗の連続。責任者である所長・那須田勲の元に日本政府から「失敗したら計画を打ち切る」との通達が届く。失敗続きの新型ロケット「LS-7」の代わりに、実績がある旧型ロケット「LS-5」を導入する決意を固めた那須田たち。しかしLS-5はパワーが不足しており、宇宙飛行士の1人である安川晴行の体重を78kgから50kgに減量するよう指示するが、当の安川は恐れをなして逃亡する。那須田と医学主任の旭川さつきは、安川を追う途中、森田ゆかりに遭遇。彼女は東京在住の女子高校生であったが、彼女の父親がこの島で失踪したことから、それを探しに来たのである。ゆかりの体重が40kg以下である事を知った那須田たちは、ゆかりを言葉巧みに勧誘し、簡単なバイトと称して無理矢理宇宙飛行士の訓練を受けることを認めさせる。
宇宙ものとしては中々の良作。コメディもよく出来ていてメインキャラからサブキャラまで役が立っている。全12話だった事故か若干駆け足気味だったのが残念だがそれでも起承転結の構成はしっかりしていて見ていて違和感を覚える程の事は無い。特に後半からの展開は結構緊張感があって面白い。「プラネテス」の中身を軽くしてコミカルにしたような作品。