ともか さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
声優の演技力に依存しきった日常系作品。 意外に楽しめた♪
原作は4コマ漫画(未読)。全13話。
制作会社はJ.C.STAFF。
ちょっとおバカな(たぶん)女子高生・折部やすな のボケと、
その友達(ってコトにされてる)ソーニャのツッコミを楽しむ日常系作品。
やすなはいつも突拍子もない事を考え付いてソーニャにちょっかいを出して、
ソーニャからの返り討ちに遭うというのがお決まりのパターン。
ところが、一見冷静沈着で完璧を装ってるソーニャも
時々ドジを踏むのが何とも憎めないキャラになっていて面白い。
ソーニャは何故か「殺し屋」という設定で、
その時点で「ツッコんでくれ」と言われてる気がする。
ストーリーは無いも同然だが、
作中の季節は基本的に1話につき1か月ずつ進んでいて、
毎回各月に合った内容のイベントが起きる。
そして、この作品の最大の特徴は「キャストが少ないこと」でしょう。
声優さんは全部で6人しか居ません。
メインキャラが2人、準メイン1人、ちょい役1人、
背景キャラ2人に至ってはナレーションも掛け持ちしている。
キャストが少ない上に、映像の動きも少ないし、絵も安っぽい感じに見えてしまった。
非常に安いコストで製作されているイメージが拭えない。
しかし!
メイン2人の名演技のおかげで最大限に楽しさを引き出せていたと思うし、
他のメンバーも良い味を出していたと思う。
低コストでも作り方次第で、高いコストをかけた作品に負けないくらい
面白い作品を作るのも十分可能である事が分かった気がする。
(だからといって私はアニメ自主製作とか無理だけどw)
声優について、折部やすな(CV:赤崎千夏)、ソーニャ(CV:田村睦心)
どちらも聞いたとしても覚えていない名前です(ファンの方、ごめんなさい;)。
そしてなんと、没キャラ(ちょい役)の声優が釘宮理恵ではありませんか!
登場しない回のほうが多いけど、釘宮ヴォイスは聞いた瞬間に分かりましたw
私は先入観を持たないために出演している声優等なるべく意識しないようにしていますが、
この作品を視聴したことで声優の演技力の重要性を再認識しました。
音楽はOP曲・ED曲ともに中毒性が高くて、毎回飛ばさずに聴いていました。
OP曲: キルミーのベイベー!
ED曲: ふたりのきもちのほんとのひみつ
あと、EDの映像は{netabare}「キルミーダンス」{/netabare}と言うんだそうで、
こちらもまた観ていてハマりましたw
キャラも(背景キャラまで含めて)特徴があって良かったと思います。
さいごに、
私も気分がノッてない時に観ると全然笑えないことがありました。
独特の雰囲気があって、人によって合う・合わないも大きく分かれる作品だと思います。
13話通して同じような調子が続くので、
試しに1・2話程度視聴してみて、合うか合わないかを判断してみてはいかがでしょうか?
連続視聴だとワンパターンで笑いに対する耐性が付いてきてしまうので、
個人的には1度に1~2話程度の視聴がおススメだと思います。