Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人と妖の優しさが・・・夏目の中でどんどん大きくなっていく・・・
この物語の主人公は、常人には本来見えないはずの「妖」(あやかし)を見る能力を持っている夏目 貴志(なつめ たかし)。
祖母の夏目レイコの遺品である「友人帳」(出会った妖達を子分にした証)に書かれている名を夏目の「自称」用心棒であるニャンコ先生(妖)と妖達に返していく・・・という「夏目友人帳」「続 夏目友人帳」に続く3期目の作品です。
夏目の人の良さ、夏目を取り巻く人と妖の優しさ・・・1期から2期、2期から3期へとどんどん大きくなっているように思えます。
だからでしょうか・・・人と妖の隔たりがどんどん無くなっているような・・・いえ、私の中では、人には妖が見えないだけで、人も妖も一緒の位置付けになっています^^;
だから、必然的に訪れる出会いと別れ・・・例えその相手が妖でも十分に泣けるのです^^;
特に、4話「幼き日々に」にはやられました^^;
夏目と妖のお互いの気遣いと行動・・・そしてその先には、「どうしてそんなに優しく触れ合えるのだろう・・・そんなの今まで見たことないよ・・・」と感じられる展開が待っていたので・・・涙がしばらく止まりませんでした^^;
妖とはこれまで出会いと別れを繰り返してきましたが、中には1期、2期から出ている別れない妖もいます・・・そういう妖たちの心の中で、夏目は人間なんだけれども気に入られていきます。そして、それは人間にも同じように・・・。
1期から見てきて、どっぷり浸かって見ているせいか、感動の度合いもどんどん大きくなっているような気がします。
そして、この作品には続きがあります・・・夏目を通して感じる人と妖の優しさはどこまで高みに昇っていくのか・・・とても楽しみです^^