パセラン さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
それぞれが辿り着いた結果、
はじめに断っておくと、
テレビ局の都合で17話で打ち切られてしまったため
2期といっても内容は18話~の完全な続きです。
好奇心旺盛で大食いのおてんば娘・フウ
腕は確かだが酒と女に弱い飄々とした男・ムゲン
無住心剣流の使い手にして無口な堅物男・ジン
3人はひょんなことから出会い、助けた借りを返すという名目で
フウが探す「ひまわりの匂いのする侍」を探す旅に出る。
長崎に行けば何か分かると知り、さらなる手がかりを求めて西へと進むのだが・・
いやあ、後半もすごいチャンプルー具合でw
シリアス回が続くと思ったら異色のギャグ回を挟んだり、edに編集を加えてふざけてみたり。
23・26話のedは本編に合わせる形で曲も変えてきたので驚きました!
番組スタッフさんの遊び心が伝わってきて、通常の倍楽しめたような気がします ^^
ストーリーもテンポよく進み、特に24~26話は今までの集大成と言っていいほど
練りこんだ内容になっており、バトルも緊迫感のある素晴らしいものでした。
なにより話が進むにつれて3人の絆が確かなものになっていく様子がよかったなあ
それもあからさまじゃなく、不器用に。
21話のムゲンが家を飛び出しジンを探すシーンや
24話の3人で焚火を囲みそれぞれの過去を語るシーンは
個人的にですが胸に迫るものがありました。
最後はあっさりしていたけれど、
得意の腐れ縁できっとまたどこかで逢う気がする。
渡辺信一郎監督の術中に見事にはまり、
この作品には久しぶりに感性を刺激されました。
サムライチャンプルーは本編だけでなくop・edも含めて1つの芸術作品に成るのだと思います。
笑いバトルときどき涙の3人の旅路にぜひ参加してみて下さい)^o^(