りゃむ さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
アニメ史に残る駄作
旧版が放映開始したのが1999年、そしてこっちが2011年です。
旧が放送されていた当時自分は小学5か6年生でした。
毎週ビデオに録画し、もう見れなくないっちゃいましたがVHSは今でも残っています。
それくらい好きな作品で、わくわくしながら視聴はじめました。
基本的にアニメは切らずにできるだけ見る主義なんです。
というか最終回を迎えないかつ全部見なかった作品に対して評価するのも個人的にはめったにしないです。
全貌を知らないくせに知った風な口をたたきたくないので・・・
ただこの作品だけは許せない。
違いがどうのだの、旧のほうがレベルがたかかっただの言うつもりは毛頭ありません。
声優陣についても新人さんを起用すること自体はその人の成長過程が楽しめるというアニメファンとしての一つの楽しみ方で全然問題なしです。
なにが言いたいのかといえば、一つのアニメとしてありえない・・・もし原作を一切読んだことなくても旧版を知らなかったとしてもこの作品には酷評をあげていたでしょう。(知らなければストーリーは面白いから切らなかったでしょうが)
何がダメなのか・・・それは雰囲気作りです。
世界観やキャラたちの設定、起こる事件何をとってもこんな風にポップでキュートなものではないでしょう。
キャラの表情、動き、そして何よりディズニーのようなに壮大で爽快な音楽・・・
もしもキャラクタースピンオフでハンターという仕事の日常編をやるのであればこの雰囲気で構いません。
しかし作中で行われていることはもっとブラックでどこか切なかったり、緊迫感があったりと何から何まで浮いて見えてイライラさせられてしまうのです。
ゴンやクラピカの真剣さ、キルアの抱える闇、レオリオの渋さ、ヒソカの変態性・・・この雰囲気では何一つしっかり伝わってきませんし、どんな名言を言ったところで寒く聞こえてしまう。
ジャンプアニメであるということを意識しすぎたのでしょうか、それとも真剣にハンターハンターはこういう作品だと思って作っているのでしょうか・・・
ちなみに10話まで視聴して見るに堪えなくなりました。
例えば新海監督が描くような世界観で
例えば谷口悟朗監督が描く心理描写で
例えば黒田洋介さんが作る脚本で
例えば音響監督が若林和弘さんで
このように少し考えただけでいくらでもありますし、また違ったハンターハンターの世界があったことでしょう。
でもこのハンターハンターだけはあり得ません。
というかアニメ作品としてあり得ません。
出直してきてほしいものです。
ただ、たまーに少しは改善されたかな?なんて期待を抱いて覗いちゃってたりしてる俺は、ハンター好きなんだろうな・・・