こたろう さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作者さんご愁傷様(酷評)
4コマ原作。3分ショートアニメ。
おませな小学生の主人公が、近所のオニーさんにラブラブアタックの日々。
・・・・というのが基本のコメディ。4コマといえど、ほのぼのではなく割とギャグ色が強めです。
キャラの奇異な行動を見て笑うタイプの漫画です。(原作は)
さて、このアニメ、とにかくしょっぱい。
ネタが単調になるのは仕方ないとして、もうちょっとマシに作れないものか?
無意味な間(尺稼ぎ)。
テンポの悪い進行。
たかがショートアニメを作るのに必要のない演出の数々。
こういう変キャラの奇行をネタにした作品は、テンポよく畳み掛けないと面白くもなんともないと思うのですが・・・・・・非常にセンスがズレているというか、なんというか。
漫画のネタをそのまま起伏なくトレースしてアニメに起こしているだけの凡作になっています。
作画も、平面的で手抜き感たっぷり。
原作から採用するネタのチョイスも、一貫性がなく、なんだかなぁ~って感じです。
原作も読んでますが、キャラ立ちはいいんです。
題材が題材だけにちょっと特殊ですが、割と笑える良くできた4コマです。
サブキャラが個性的なので、それをイジる方向にも持っていって、ネタの幅も広い方です。
本作では、そういう面白さが死んでいるというか、原作で設定や人物像を補完していないと、変キャラが何でヘンなのかもわからない。
しかも、ちとせのお母さんとか、後輩先生とか、ちょっと毒気のある活躍してくれそうな登場人物は全然使い切れてません。
勿体ないなぁ
そもそも、主人公の特性、おにいちゃん大好きキャラが全然活きていない。
社会倫理的に問題はあるかもしれませんが、だったら最初からこの作品をアニメにすること自体が間違ってるんです。
やるからには、ちゃんと原作の面白いとこ使わないと、原作者が気の毒です。
しかしまぁ、ほんとに、この作品のもっさり感。
残念アニメ化の典型例ですね。
竹書房さん、金ないなら無理にアニメ化にするのやめたら?