「ONE OUTS - ワンナウツ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
660
棚に入れた
3225
ランキング
1204
★★★★☆ 3.7 (660)
物語
4.1
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
4.0

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りゃむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どう見るか次第

僕自身小学生から野球ファンで現在でもプロ野球(某ド●ラのチーム贔屓)、センバツ、夏甲子園と欠かさずチェックほど好きなのです。

最初に結論、アニメとしては面白いが野球ではない。

野球ではないと書きましたが正確には野球における心理戦的側面を誇張しすぎている。超野球というほうが正しいでしょうか。

確かに内野手がキャッチャーのサインや打者の特徴をとらえて打球の方向を予測したり(仁志選手がすごかったなぁ)、打者のはたまた投手の癖から、監督どうしの読みあいから1球ごとに将棋をうつように戦略、知略を駆使するというのは野球の醍醐味の一つではあります。

しかしスポーツである以上すべてが思い通りにはいかないし身体能力の差やロジックの通用しないヒーロー的選手が存在するのも野球の醍醐味です。

こういった要素の絶妙なバランスで成り立っているのが野球であってこの作品ではそういった野球競技の要素はすごく薄いです。

しかしこの作品を野球というコンテンツを利用した心理戦を楽しむフィクションと考えた場合、それはそれで面白いというのが個人的な見解です。
野球のルールや特性を利用しロジックを組み立てそのロジックがぴったりはまって最弱チームが勝ち進んでいくという展開はわりと見ていて飽きないですし見だすと止まらなくなります。

制作側もその辺を理解して作っているからでしょう、いい意味でフィクションなんだから何でもありを押し通してくれるから物語自体にしっかりと魅力を感じることができました。

野球というものに心底、心酔している人からすれば“なめるな!”と言いたくなるもであるのでしょうが、あくまでフィクションとして純粋に物語を楽しめれば面白い作品であると思います。
作り物のエンターテイメントにリアルを持ち込んで目くじら立てるのはしょうがないものですしね。

投稿 : 2013/02/14
閲覧 : 238
サンキュー:

5

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