ツキ さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

女の子らしさ

恋愛の楽しさを全面に打ち出したって印象の作品でした。
特徴として挙げると恋愛モノとして最低限のキャラの悩みだったり迷いを描く描写は描いていますが、これは物語・恋愛を進める為のあくまでも過程としての扱いなのでここに重点をおいてないのが良いですね。リアルな恋愛の難しさよりも恋愛のいいとこだけをピックアップしてる印象なので構えることなく最後まですごく気楽に見てられます。
作品の方向性が全く違うので比較として出すこと自体ナンセンスですがオムニバスとして真っ先に思い浮かんだ某ヨスガノほにゃららとの決定的な違いはここですね。
何よりヒロインが計6人(＋1人)と多少多いことを考えると細かい心理描写がないのは正解です。

また、各ヒロイン性格が違ったり学年が違ったりというのは当然なのですが{netabare}恋愛のスタート地点が各々違うのは飽きにくい作りだと思いました。憧れの先輩と付き合うまでのくだりなのか、後輩と付き合ってからの展開に重点をおくのか、悪友から異性になるまでを描くのか…と多種多様。{/netabare}
恋愛進度に違いがあるのもキャラの性格の違いを描くよりもずっと新鮮味を与えてくれました。
「学園祭の時期にはあの子とはここまで進んでたのにこの子とはまだここまでしか進展してない」みたいな恋愛進度の違いはオムニバスの利点を最大限発揮してます。相手によって恋愛の形は様々であることを表してるし、もちろん過去の改変なんかがあるわけではないですが一種のタイムパラドックス的な楽しみ方もできました。

キャラデザも私の好みに合ってましたね♪ただ、好きではあるけど若干表情の変化が少なくて悪い意味でお人形みたいでした。その分それを補って余るほどキャラの体系の差別化はよく出来てたと思います。里穂子のぽっちゃりした感じだったり森島先輩のスレンダーな感じはキャラの特徴をよく表してました♪キャラデザ全体で特徴があるのは普通ですが各キャラで違いがあるのは案外少ないかな？と思ったのでこれは非常に良かったです

キャラで言えば主人公の高校生らしい等身大(？)な変態ぷりが最大の特筆点w
口にキスは普通です、{netabare}へそにキスは図書室でやるあたりだいぶ変態ですがまぁあります。ですが膝裏にキスwwこれはないwww いやこれも世間的にはあるのかもしれませんが少なくとも小屋みたいなところでわざわざ膝裏w これは変態通り越して気持ち悪かったですねw{/netabare}無理矢理考察すれば何としても女体に触れ相手を納得させたいという高校生の性欲を表現してるのかもしれませんが、視聴中は当然そんなこと考えるわけもなく盛大に失笑させて頂きましたw 彼のキャラも作品に明るい雰囲気をもたらしてくれましたね

まぁそんな感じで何度も言いますが恋愛の楽しさっていうのがすごく伝わる作品でした。日本はラブソング、未練タラタラの失恋ソングばかりだから世界で馬鹿にされてるなんて話を聞いたことがありますが、本作を見れば色々な恋の形があって素敵な人にもいくらでも出逢えるんだって分かる気がします。…と、一年以上未練タラタラだった経験アリの私からの感想ですw
では最後に恋愛の格言を一つ。
Man always remember love because of romance only.(人は本当の愛を見つけるために恋をする)
良いですね！最高にセクシーです。でもこれをちょっと恥ずかしいと思ってしまうのは私が恥ずかしがり屋の日本人だからかはたまた心が荒んでいるからなのか…w 因みに英文の頭文字を取ると「Marlboro」です。440円です。