シス子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「キョン」に「キュン」
原作は未読で視聴しました
「憂鬱」は視聴済みです
先ずは
エンディングについて書かせていただきます
曲は「優しい忘却」
歌うのは長門有希ちゃんのCV.茅原実里さん
アカペラVer.ですごくしっとりした感じの曲です
本作品の雰囲気にも合っていて
なにより有希ちゃんのイメージがそのまま伝わってくるような曲です
エンディングテーマがこんな感じからも分かるように
涼宮シリーズの本作品「消失」は
ちょとシリアスな内容です
そして
今回は有希ちゃんが「影の主役」なんです
「憂鬱」ではあまり目立たなかった(ストーリー上としてですが)
有季ちゃんですが
見ている私には
とても気になる存在でした
宇宙人というか
「情報統合思念体」によって造られた
「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」(Wikipediaより)
というキャラ設定で
性格の片鱗も見せなかった有季ちゃん
{netabare}それが「普通の女の子」になってしまうんです
物静かで
おとなしそうな文学少女に{/netabare}
普通なのに・・・
でも
普通じゃない
もうキャラが立ちすぎです
有季ちゃんを見てるだけでゴハン3杯いけます^^
改変後の世界でキョンくんと初めて出会ったときの
おどろく有季ちゃん
おびえる有季ちゃん
戸惑う有季ちゃん
少しの変化なのに
有季ちゃんの表情が
とてもインパクト大でした
とまあ
いつもと違う有季ちゃんがとてもよかったです^^
さて
作品についてですが
{netabare}今回のテーマは改変世界
世の中がキョンくん以外すべて変化してしまいます
ハルヒや有季ちゃんやみくるちゃん
古泉くんも何年か前の状態から
違う時間経過をたどってしまうのです{/netabare}
ちょっとうまく書けませんが
いつもの「ハルヒ」と同じく
日常のなかの非日常的なストーリーです
でも
{netabare}消えた「ハルヒ」に{/netabare}
うろたえるキョンくんの姿を見て
”これは「憂鬱」とは全く違う”
そう思いました
いつものごとくの異常な事態
そして
いつもと違う異常な事態
翻弄されるキョンくんに
すぐに感情移入してしまいました
このシリーズの持ち味である
SFなのに日常的な展開(ん、日常なのにSF的?)
アクションでもバトルでもないのに
ハラハラ感ドキドキ感が
とても出ています
そして
このシリーズの売りでもあるキョンくんの語り
特に本作では
ハルヒや有季ちゃんに対する想いがとてもよく表現されています
なんだか恋愛とも友情とも違う
微妙な感情
{netabare}病院の屋上のシーンでは
キョンくんがなんだか
かっこよく見えて
胸がキュンとなりました(「キョン」に「キュン」って、ぷっ(≧m≦))
雪が降ってきたときの
キョンくんの言った「ユキ・・・」
とても意味深です{/netabare}
今回はハルヒの出番はちょっと控えめになっていますが
それがこの作品のシリアスな展開を生んでいる要因のひとつでもあるのかな
そういえば
みくるちゃんや古泉くんの出番も少なかったような
とにかく
「普通の女の子」の有季ちゃん
そして
「かっこいい」キョンくんに注目の作品です