ほったっる さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ダイバージェンス1%の向こう側へ
2クール全24話(+1話)のSFアニメです。
厨二病全開の大学生の主人公を中心に、未来ガジェット研究所というサークルのようなラボで起こる様々な出来事を「何度もやっていく」ストーリーです。
不可解な用語は多いですが、具体的な現象として起こることで用語の意味がわかっていくため問題はありません。
ある程度のあらすじは知っていたので、鑑賞するにつれてストーリーの大枠というのはだいたい読めてしまいました。
あ、このキャラのこの発言は伏線になっているなとか、この出来事は何か不可解なものがあるなとか、この人物相関図だとこういう人物の本性が出てくるなだとか、この設定だと最終的にはこうなるなだとかいろいろと。
しかし、大枠の展開が読めながらも、その細部が素晴らしいものでした。神は細部に宿るというところです。
それこそ世界線収束範囲(アトラクタフィールド)がわかっていながら、世界線一本一本がとても素晴らしかったと言えます。(あれ?なんかこれだけだと厨二っぽい笑)
最初は主人公があまり好きではありませんでした。
えてして主人公と言うのはどんな性格であっても、繊細な一面を見せるものですが、彼にはそれが全くありませんでした。
{netabare}まゆりが死ぬ12話までは{/netabare}
作画に関しては人物については良いと思いますが、ぼんやりと暗い感じだった背景が好きではありませんでした。
OP・EDは当初ともに好きではなく、毎回飛ばしていっていたのですが、話が核心に近づくにつれ、OPの歌詞の意味がわかり、そこから毎回OPを見ながら唸っていました。
おすすめの一作だと言えます!
{netabare}
以下私の鑑賞心情の変遷
1話~11話
なにこれ?ギャグパートおおいなぁ。しかしまゆしぃもだが、鈴羽かわいいなo(*≧д≦)o″))
12話~14話
まゆしぃまゆしぃ!ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
15話~16話
鈴羽・・・。なんてイイ子や・・・、失敗してなんかないぞ。゚(゚*´Д⊂グスン
17話~18話
フェイリスも普段はニャンニャンしているがイイ子だ・・・。るかこはだが男だ (`・ω・´)キリッ
19話~20話
なえちゃんイイ子やー。ミスターブラウン・・・。
21話~22話
紅莉栖ぅうう!!ツンデレやけどイイ子やー!。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。
23話~24話
岡部がんばった(*´ο`*)=3 はふぅん
25話
なるほど紅莉栖サービス回か○Oo。―y(´▽`*) ハフゥー
この作品で一番きついのがその世界線の人間の思いというのが、Dメールやタイムリープでなくなってしまうというのがつらかったです。
どんだけタイムリープしても紅莉栖が岡部に対して見せる真摯な態度も
るかこが自らのコンプレックスを認め、岡部に思いを伝えたことも
フェイリスがまゆりを思い、苦渋の思いで父の死を選ぶことも
失敗した鈴羽があの世界線で父親のダルと再開し、ラボメンとの友情を深めたことも・・・
その思いを岡部が全て覚えていることが唯一の救いですね。
やっぱ総合して鈴羽さいこーです。ダル、嫁にください。
じゃあこんなところでトゥットゥルー♪
{/netabare}