もずくず さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
新しい想像種の世界はここから
かつて茨城と呼ばれていた地域の南端に広がる人口3000人ほどの町・神栖66町。
そこから1000年後の世界の話。
{netabare}
呪力と呼ばれる力を使用できる人間達。
国内の人口も既に5万人ほどに。
数々の厄災を得て、やっと手に入れたはずの平穏な時代に再び試練が・・。
仲良し6人組が幼少期から描かれていきます。
能力がないものはゴミのように選別され、記憶からも消されてしまう。
簡単に人がなくなっていく様はかなり寂しい気持ちになります。
ストーリーの作画には全体的にムラがあるように思われる方もいるかもしれませんが、原作未読ということもあり、十分上質な作画だと思います。(イメージがつかないため)
7話くらいまでは、単調すぎて正直つまらなく、物語の内容も全くわかりません。
後半部になってもストーリー内容はつかめていないですが、ひきつけられます。
妙な緊迫感と、次がどうなるんだろうという想像させる終わり方は絶妙です。
半分くらいはハラハラしていますが。
力を持つ人間の生き様や集団心理などが巧みに描かれています。
少しグロい部分もありますが、まだ見れないほどの内容でもありません。
最初では間違いなくやめないことをお勧めしたいです。
観終わりました。
最後、全面戦争になり、とてつもない真実がまっていましたね。
結局化け物扱いしていた種が実は、人間だったとは・。
特殊な力があるからこそ、一般の人を見下し、差別し、人間としての生き方すら奪う。
どちらが敵と呼べるのかよくわかりませんね。
差別という点では、現代社会となんら 変わりありませんし。
作画は手抜きの回も若干あるものの・・。
全体的には見やすく、綺麗でした。