Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「本当に、本当に大切な気持ち」・・・しっかり見せて貰いました^^;
1期でたくさんの初めてに触れて、たくさんの感謝をして・・・2期ではゴールに向かってどのような道筋を辿っていくのか、とても楽しみな作品でした^^;
この物語の主人公は、高校1年生の黒沼爽子(くろぬま さわこ)。彼女は、入学してから容姿がオカルト系物語の登場人物に似ていることから、なかなかクラスに馴染めませんでした。ですが、主人公の内面を見て知ってくれた友達の協力を得て、本来の学校生活の楽しみを取り戻しながら、主人公が友情と恋愛について時には喜び、時には悩みながら成長していく、というお話・・・第2弾です。
1期でも「スゴい」と思いましたが、言葉や想いを構成する最小単位である一言、一文字の繊細さは健在です。
それに加え、登場人物の心理を・・・時には台詞で・・・時には間で・・・伝えられるもの全てを使って表現しているようでしたし、一つ一つの言葉や仕草を紡ぐリズムが現実と似ているので、気持ち良くしっかりと感情移入する事ができました^^;
本当に大切な気持ちを伝えるって、どんな時でも、いくつになっても勇気がいる事だと思います。
例え勇気を振り絞って言葉を発しても、ほんの僅かな言葉足らずが、言葉に乗せた本心がうまく伝わらなかったり・・・また逆に受け止められなかったり・・・
「あの時、何でこう言わなかったのかな・・・」
「何で、もっと考えられなかったのかな・・・」
「あともう一言が言えたら良かったのにな・・・」
などの後悔って、だれでも経験はあると思います。
登場人物の必死に伝えようとする思いと行動に、これまで自分で積み上げてきた後悔が重なり・・・何度も胸が熱くなりました^^;
相手に思いをうまく伝えられない時、もどかしさを感じる事もあります・・・でも、実際にその場面に直面したら・・・やっぱりもどかしくなってしまうと思うと、この作品のテンポの良さは抜群だと思います^^;
でも・・・ちゃんと伝えようとすればするほど、うまくいかないことって、たくさんありましたけど・・・爽子ちゃんのような・・・風早君のような必死さが足りなかったのかな^^;???
大切な相手に思いを伝える難しさと相手の言動で一喜一憂した頃を思い出させてくれた・・・私にとっての感涙作品でした^^;