みかみ（みみかき） さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

捻れた受容か、萌えのどちらかでは…と思っていたのだが。

ハルヒがこれだけヒットした、ということが未だによくわからない。

わたし個人の感想としていえば、「映像」そのもののリアリティを操作しようとする欲望（学園祭のライブ、自主制作ビデオ）などには非常に感動して、そこは素直にすげぇぇぇえ、と思った。特に自主制作ビデオのほうは映像の作り方として、素直にびびった。

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で、まあ、そういうわけで、いいとは思うのだけれども、キャラの描写といい、何といい全体に非常にパロディの意味をメタ的に面白がれるような、年季の入ったオタクタイプの鑑賞の仕方でもしないととても、ベタには見られないようなわけのわからない作品構成になっているように思えて、こんなの流行るの？と思っていたのだが、なんか、流行ってしまった、というその現象面こそが、わたしは一番びっくりしました。

え、まじで？みんな、どこの部分をそんなにほめてんの？と。

一番わかりやすかったのは、「学園祭ライブがよかったです」と。
ああ、はい。まあ、それはわかる。誰にでも、単純にインパクトがわかりやすくあるよね、と。

あと、知人いわく、「エヴァ以後、もっともエヴァ的なものをみたという印象」とのこと。確かにセカイ系だけれども…うーん。

で、あんまよくわからなかったんだよね。

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そういう気分が長年つづいていたのだけれども、『これはゾンビですか』とか『神のみぞ知るセカイ』とか、あそこらへんの作品もパロディ前提にしないと作れないねじれた笑いなので、ああいう作品が深夜アニメとしてそれなりに支持を集められてしまうという状況に、そうなのかー…、こんなことなってきてんのかー…、となんだかしみじみ。
　日本のオタクたち全体のリテラシーの底上げがすごいことになってきてる、ということなんでしょうか。

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　でも、ハルヒって、海外でもけっこう受けたりしてるんだよね…。国際的にオタクのリテラシーがあがっているのだろうか……。それとも、何か、致命的にわたしは何かを見れていないのだろうか。
　そもそもハルヒとか、長門が、萌えキャラとしてクオリティが高いとかそういうことなの？わからない…わからないよ…ママン