みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
う、ううぅ~ん
わたしが人生ではじめて通しでアニメ版を見たガンダム(1stシリーズは、映画版で先に見た)。2007年ごろに、27にもなってみたというのもあるけれども、「う、うぅ~ん。確かになかには面白いはなしもあったけれども…、そんなにいいのかなぁ…これが…」というのが感想(1stガンダムも同様)
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もちろん、80年代当時にリアルタイムで見た場合のインパクトがぜんぜん違うものであったろうこともわかりますし、いまの基準で評価すべきではないだろう、とも思います…。が、しかし、うぅーん…わたしのガンダムへの道はまだ遠いようです…すみません。
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先輩のみなさまに、いささか、おびえながら、申し上げますと、
確かに敵味方が入り混じる話なので勧善懲悪のはなしではなくなっている、というそこだけでまず評価が高くなるであろうポイントを作っているというのは、もちろん、わかるのです。
また、それを彩る、組織やら、ナショナリズムやら各種のイデオロギーやらといった思想的/社会的要素が、確かに存在はします。
しかしながら、ゆうきまさみや、90年代の押井守、00年代の神山健治といった作り手たちの描写水準と比べると、どうしても社会や思想についての表現は平板に見えます。これは、ガンダム以後の冨野アニメのほとんどについての感想でもあるのですが、冨野さんは、そもそも、そういったことの描写に関心はない人だ、と割り切ってみるのが、まっとうな視聴態度なのでしょうか…。
「当時のアニメの文脈のなかで、ガンダムはエポックメイキングだったのだろうなあ…たぶん」という気まではなるのですが…。