たつじん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
音と視覚によってもたらされる効果
この作品は「a tale of memories(以下memo)」の続編として描かれています。
(スポットがあたる人物は前作とは異なりますが・・・)
したがって「memo」を先に観ていないと全く理解できないと思いますので、「a tale of melodies(以下melo)」から観ることのないようご注意ください。
前作とは違い、序盤のストーリーは緩やかに流れていきます。
正直1~2話は観ていてちょっと退屈するかもしれません。
でも3話あたりから深まっていきますので途中切りはしませんように・・・。
前作で謎だった人物や、疑問に感じた事、複雑に交差する人間関係もちゃんと描かれています。
「memo」では2つの恋愛を行き来する場面が多く見られましたが、「melo」では過去と現在の場面が切り替わり・・・少し戸惑うかもしれませんが、人物をしっかり押さえていれば問題ないでしょう。
また「memo」が恋愛中心だったのに対して、「melo」はさらに「生きること」の意味といった大きなテーマも描いています。
「memo」で心を動かされた方は、是非観ていただきたい作品です。
最後に「ef」の意味は・・・諸説あるようです。
舞台の音羽町の語源「風が吹いていて、それが羽音のように響く街」というのにかけて wind(風)とwing(羽)の語尾であるアルファベットのdとgの間の「ef」だとファンの間では言われているそうです。
あくまで個人的にですが、このシリーズ2作品を観てsound(音響)の語尾とgraphic(視覚表現)の頭文字の間というのもありかなぁ・・・などと思ってしまいました。
さらに「ef」をeffect(外的なものによる効果)の略だと考えると・・・
「音と視覚によってもたらされる効果」となってしっくりくるのですがw・・・。