みかんとラッパ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
SF・・・だけど現実的
『秒速5センチメートル』の新海誠さんの作品。
原点にあるSF的な要素を含んではいるものの、
結果的に解釈は見た人次第・・・
ただ、どうしても『秒速』的な見方をしてしまう自分としては
「子供から大人へ」
「夢と理想の距離感」
この2点が絡むテーマかと思いました。
幼い頃、中高生の頃、
無垢だった自分が当時思い描いていた「夢」
好きな人に抱く「思い」
でも全てがうまくいくわけじゃない
それを実感するに至る10代の終わり。
進学、転居
みんな自分の道を進んでいく中、
「過去」をどうしても忘れられない自分
男は特にそうですよね(笑)
でも、誰にでも
その思いを断ち切れる瞬間がやってくるわけで
「過去」が「思い出」に変わる瞬間、
それはまさしく本編のラストシーンに現れているのでは
ないでしょうか・・・
「私が何を失うかわかった・・・」
「消えちゃった」伝えたいこと
言えなかったこと、諦めたこと
本当は消えないし
忘れないけどね・・・
話題になった佐由理の台詞には
そんな捉え方もあるかと思います。
またそれを見守る立場にある「大人」も
いい味出してるんですよね
石塚運昇さん・・・
「ロシアの荒熊」ですが(笑)
ほんといい仕事されてます
大好きです
そんな石塚さん演じる
岡部さんだって
過去についての描写が
ほんの少しありましたが・・・
ふるさとを離れても、
もう会えなくなっても
たとえ
そうでなくても
新しい次のステップへ行かなくちゃならない
そんな時にオススメの作品です!!!
自分には
そんな現実的な見方でこの作品を見ました(・∀・)
みなさんはどんな捉え方でご覧になりましたか??
音楽はもちろん
天門さん!!!
音楽とあわさって
より一層素晴らしい作品になってます(゚∀゚ )