てんTYO- さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あっさり楽しめる戦後の昭和青春ストーリー
●概要
スタジオジブリ製作 宮崎吾朗監督の2作目。
●内容
昭和38年横浜、港南学園に通学するしっかり者の少女、小松崎 海と新聞部部長、風間 俊との淡い青春純愛ストーリー。
ひょんなことから風間と出会った海は文化部部室棟、通称カルチェラタンの存続を巡る(一部の)学生運動に巻き込まれて行く‥
●感想
高度経済成長期の日本を感じれる作品。
{netabare}良くも悪くも全体的に力強かった時代がこの高度経済成長期なのでしょう。学生運動、学校の圧力、戦後体制、戦争の影、創造と破壊、公害、ワンマン社長など‥
学校では教えない少し昔の日本の雰囲気を知れる珍しいアニメだと思います。 {/netabare}
最近では珍しいピュアな青春がすがすがしい。
作画、音楽はさすがジブリでグッド。
幅広い層にOK、気軽にちょっと時間ができたときに見れる作品。一見の価値はあると思います。
{netabare} そしてあっさりした作品。悪く言えば深さに欠ける作品。山も谷も凹凸少なく、物分りのよい理事長、兄弟疑惑問題もあっさり解決。とはいえ旗の意味など説明不足などもしばしばあるものの、ジブリの雰囲気をあっさり楽しむにはいい作品。{/netabare}